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新訳紅桜篇
22 中2病をこじらせたら、後遺症が残る。
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鳶が鷹を生む、とは聞いたことがあるが、鷹が竜を生んだたァ。侍も剣も、まだまだ滅んじゃいねェことを見せてやろうじゃねェか。」

ったく、晋助(かれ)の中2病はいつになったら治るのか。
まぁ、確かに間違いではないが、なんか言うことなすことが全て、中2くさい。


_「貴殿らが何を企み、何をなそうとしているのかなど興味はない。
  刀匠はただ切れる刀を作るのみ。
  私に言えることはただ1つ、
  この剣に斬れぬものはない!」


結局、どっちもどっちだ。
もういい、晋助に相談するのは諦めた。



どうしようか、と再び船内をウロウロしていると、ちょうど部屋から出てくるまた子をみた。

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