暁 〜小説投稿サイト〜
名探偵と料理人
第十八話 -三つ子別荘殺人事件-
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「あらま」
「つうことで、西の高校生探偵の服部平次に正体がばれちまったんだよ」
「ってことは、現状新ちゃんの正体を知ってるのは」
「オメーだろ?紅葉さん、博士、それに俺の両親に服部で全6人だな」
「なんか、このままどんどん増えそうだね……」
「……極力気を付けるがもし本気でヤバくなったら」
「ああ、また変装して誤魔化すよ。つい最近、顔だけじゃなくてもっと大きな変身できるようになったし」
「もっと大きな変身?」
「そう、前は顔だけだったけど今度からは体重200kgの相撲取りにだって変身できるよ?」
「そ、そいつは見て―ような、見て見たくないような……」
「まあ、いずれね。にしても園子ちゃん元気だなー」

その言葉に新ちゃんは俺が見ていた方向、つまり仁王立ちしている園子ちゃんのほうに視線を向けた。

「夏!!太陽!!!とくれば……やっぱ海よねー!」
ハッハッハー!
「―…にしても、こんなに魅力的な女が三人もいるのにビーチにいるのが予約済みの龍斗君にコナン君の二人だけとは……はーーーっ、情けない……」
(悪かったなー、ガキで)
「仕方ないさ、ココはプライベートビーチ。知らない人がいれば逆に問題だよ」
「せやねえ。ウチも人ごみが多いところを泳ぐよりこういうとこで泳ぐん方が好きやで?」
「そうそう、私もこうやって海を楽しむのも結構好きよ?」

今日は幼馴染四人+紅葉のメンバーで園子ちゃんの誘いを受けて、鈴木財閥が所有している別荘に遊びに来ていた。しかし、いい海だねえ。

「ああ、そういえばココでがっつり焼いて小麦色の肌でイケてる男をゲットするって計画だった!」
「もう、園子は男・男って……」
「園子ちゃんな、運命の相手なんて会う時は会いますよ?そんながっつかんでもええって」
「も、紅葉ちゃんの言うことには説得力があるわね。……それにしても体育の授業とかで知ってたけど紅葉ちゃんのソレ、やばいわね。龍斗君に見せるために買ったんでしょう?蘭が新一君にそのハイレグ買ったみたいに」
「も、もう、別に新一のためになんか買ったわけじゃないわよ!」
「おーおー、照れてる照れてる♪」
(あ、あれをオレの為に……せ、せっかくだからもっと近くで見よ)

今日のみんなは男連中が普通のボクサータイプの水着、園子ちゃんがチューブトップ、蘭ちゃんがハイレグ、そして紅葉が普通のビキニなんだが……

「んー。これ龍斗と一緒に買いにいったんよ。なかなかサイズなくて大変やったんで?どう?龍斗?」

そういってポーズをとる紅葉、うん。

「紅葉がその格好で胸を強調するポーズをとると破壊力がヤバイね。白い肌にそのオレンジのビキニがよく似合ってる。だけどそういうポーズはここでだけにしときなよ?普通の海でやったら……」
「……も、もう。
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