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新訳紅桜篇
14 変装は、ヅラとセットで。
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ー。」



 屯所の山崎の部屋に戻り、バッグの中に入った私は、呪文で山崎を浮かせ、
 地上に戻しておいた。


 山崎(かれ)の記憶をいじり、すべての作業が完了する。


 そこで私は屯所を去り、近くの路地裏に入り込み、着替えを済ませ、
 昨日ヅラが切られた橋の近くに入り込む。

 幸い、武士の格好をしているので、私だとは、気づかれる心配はない。



_ 狙われているのは浪人ばかり、という話だがねぇー
_ これじゃ恐ろしくて夜遊びもできねぇやー


 そうだな、あの最強の人斬りがいるもんな、

 河原を横切って、船の方へ戻る。

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