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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第五話
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だ束?」
その声にハッとしたようにベッドに歩いて来た
「い、いや、なんでもないよ」
やはりこの少女が後の大天災、篠ノ乃束のようだ。
やっぱりまだウサミミは着けてないようだ。
その表情は原作のようにタレ目でおっとりとした印象を受けるが、その瞳の奥には、ほんの僅かではあるが、あえていうなら…そう、『狂気』とでも言うべきものを宿していた、そしてなぜか『怯えて』いた。
「へ〜この子が一夏君?ちーちゃんそっくりだね」
「そうだろう?ほら一夏、コイツは私の親友の束だ。挨拶できるか?」
できるわけねぇだろ、まぁなんか言っとくか。
「あ〜う〜?」
ああ、早く喋れるようになりたい。
いや、確かに振動系魔法でなんとかなるにはなるけどさぁ、さすがに不味いし。
「どうだ、束?可愛いだろう?」
「そうだねぇ、箒ちゃんほどじゃ無いけどね」
「お前が家族以外で初対面の者を認めるとは…熱でもあるのか?」
どうやらこの頃から他人に興味が無かったみたいだ。
「あ、ああ、うん、ごめんけど今日は朝から少し気分が悪いんだ、もう帰るよ…じゃあね、ちーちゃん」
「大丈夫なのか?すまない、無理やり連れ出してしまって…家まで送るぞ」
「大丈夫だよちーちゃん、弟君に、いっ君に着いててあげて」
「ふむ、そうだな、だが玄関までは送らせろ。一夏すぐに戻ってくる。行くぞ束」
「うん、ちーちゃん、じゃあねいっ君」
そう言って二人は出ていこうとした。
が束ねーちゃんの口が微かに動いていた
「………とう、しゃ、かい……れつ…………ぜん…」ボソッ
アレは九字法か…?
まさか橙がバレたのか?そんなバカな!?
パレードを始めとしたありったけの隠蔽魔法をかけたんだぞ!
そうだ!橙は!?
大丈夫のようだ、よかった、九字の呪文は場を浄めたり低級の霊を滅す程度でしかないがそのままの橙なら俺の式と言えど滅されてたかもしれん。
「ッ!?……ちーちゃん、少し急げる?」
「そんなにか?仕方がない背負ってやる、一夏少し出てくるぞ」
束ねーちゃんはかなり焦った様子だ、まぁ自分の術が効かなかったのを理解したのだろうか?
しかし、なぜ気付かれたんだ?コレは早急に考える必要があるなぁ。
side out
side束
今日は私の親友であるちーちゃんのおうちに来ている、そして今日はちーちゃんの弟の一夏君に会わせてくれるらしい。
だが、なぜだろう?今日ちーちゃんの家に入ってから頭の中で何かが囁く。
私には霊感がある、とても非科学的だけど感じるものは感じるのだ。
私が神社の…巫女の家系であるのが関わってるのかもしれない。
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