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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第七十四話 養父と養子
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取りあえず、のってきたので投稿。
今晩は仕事で夜勤なので、投稿無いかもしれません。

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第七十四話 養父と養子

帝国暦480年6月1日

■オーディン 軍病院特別病棟   テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム

 本日、父様と病院へケーフェンヒラー爺様に会いに来ています。
爺様の調べている、ジークマイスターとミヒャールゼンのスパイ組織は既に40年以上前ですからね、
既に死んでいる組織なはずです。

最早歴史の世界ですね。
しかしそのスパイ組織細胞の浸透方法は現在でも使っている可能性が有りますから、
役に立つ研究だと思いますよ。

さらに今日は、フレーゲル問題を少々相談したいんですよね。
士官学校行かなきゃ成らないんだけど、フレーゲルが居るから行きたくねーーーーーー!!

さらに、自殺未遂後に誰も家族が、お見舞いにすら来ない。
気の毒な、プレスブルク大尉の事もお見舞い&爺様にお願いをしに来たんですよね。
こっちは楽しみなんですけどね。

爺様生きてるか!とは言えないですよね、言いたいですけどね。
「ケーフェンヒラー具合はどうじゃ?」
まずは父様が聞くのが当たり前。

「はっお陰様で良い状態でございます」
ニヤニヤですね、2人ともにスッカリ悪戯仲間みたいですね。
「ケーフェンヒラー元気そうで何よりですね」

「ハハ、この様に生きております」
「所で研究はどうですか?」
「中々尻尾が出ませんな」

「じゃろうな、40年も前の事じゃし、知って居っても名誉で隠すじゃろう」
「陛下と殿下がお許し頂いた、資料自由閲覧でかなり推測できてきましたが」
「今更墓場から故人の名誉に泥を塗る訳にも行かないと言うわけですね」

「まあそうじゃな」
「フェザーンかイゼルローンにジークマイスターとミヒャールゼンの間を、
渡す何者かが居たわけですね」
「その通りです、その人物が何者なのかが特定できません」

「最早故人であろうが、その後を継ぐ者が居るかもしれんな」
「現在の者は諜報部などが探していますよね」
「そうじゃな」

「まあ、臣の研究は歴史のようなモノですから」
「そうですよね」
「まあそうじゃな」

3人で顔を見合わせて笑います。無論人払いしているので3人以外誰もいませんよ。
「所で陛下、この話だけをしに来たのではないのでしょう」
ニヤリとしますね、流石です。
「うむ卿に頼みたいことがあってな」

「臣に頼みとは陛下ご命令頂ければ宜しいのですが」
「実はな、卿の家の事じゃ」
「臣の家でございますか」

「卿の家は、跡継ぎが居らん、このままではケーフェンヒラー男爵家が
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