暁 〜小説投稿サイト〜
ジオン公国転生記
第7話
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 UC0093
 
 ネオジオンが蜂起、シャア改めキャスバル・レム・ダイクンとして立ち上がった。
 モニター画面に映るシャアの姿を見て、ギレン兄達のほとんどが気が付いた。
 
 ユーリ「シャアは独自路線で動くようだね」
 ギレン「その様だな」
 サスロ「強気だな」
 ガルマ「何故その様な事が分かるのです」
 キシリア「分かっていないのはお前だけです。ガルマ、ペンダントを見てごらんなさい」
 ガルマ「!ああ、シャアのペンダント緑に変わっている。以前見た時は青だったのに」
 ギレン「サスロ、資源衛星の大きな奴を2つ、スィートウォーター方面へ流せ。アクシズはサイド7防衛に必要だ。キシリア、核ミサイルを幾つ出せる」
 キシリア「すぐですと15基。急げば後10基は」
 ギレン「急いでシャアに25基渡してやれ、ユーリ」
 ユーリ「MSと艦だね。改修前がギラドーガ・120機、改・20機、レウルーラは無いけどムサカが30隻だね」
 ギレン「それでいい、シャアに全部送れ。それと私用の予備のナイチンゲール改修前だったな、あれも送れ。連邦の監視が強くなる前に急げ!」


 皆が執務室から出た後、ギレンはシャアに連絡を入れていた。

 シャア「ギレン総帥、長い間連絡もせずに済みませんでした」
 ギレン「もうよせ。お前が転生者である事も、ジオンに忠誠等欠片も無い事も、知っている」
 シャア「フフフ、いつから気付いていた」
 ギレン「最初からだ。ザビ家は全員転生者だからな。ユーリはイレギュラーだがな」
 シャア「通りでサスロが生きている訳だ」
 ギレン「そういう事だ」
 シャア「それで何だ。今更、手を組みたいとでも」
 ギレン「それは無い。しかし、お前がアクシズを狙っているのは知っている。手を出さんなら、アクシズより小型だが資源衛星2つと、核ミサイル25基、MS140機、ムサカ級30隻を代わりに渡そう」
 シャア「嫌だと言えばどうする」
 ギレン「スィートウォーターが、光に消えるだけだ」
 シャア「ソーラレイか。チィ、分かったその条件受けよう」
 ギレン「10日もあれば荷物が届く。死ぬなよシャア。じゃーな・・・」
 
 ギレンは消したモニター画面を、悲しそうに見続けていた。


 UC0093 3月
 
 シャアは5thルナを、地球連邦本部があるラサへ落とす事に成功した。
 地球連邦はまだ、シャアがスィートウォーターを手に入れる為の恫喝だと考えていた。
 その為、サイド1のロンデニオンコロニーで武装解除を条件にスィートウォーター割譲を決める話し合いが行われた。
 シャアはロンデニオンコロニーで、アムロと会うのを楽しみにしていたが、結局会えなかった。
 クエスには会えたがシャアの心は晴れなかった。
 

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ