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楽園の御業を使う者
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「なぁ、聞いてくれよ燐、俺って軍人になるらしいぜ?」
「なーご?(どうせなんか目立つ事したんだろう?)」
「いや、まぁ、そうなんだけどさ…俺がやらなかったら確実に一人死んでたんだぜ?」
「なー…(それなら仕方ないね…)」
「だろ?」
「なーお?(でもまだ13なんだろ?危険な任務は無いんじゃないかな?)」
「だといいなぁ…」
「にゃーん?(能力使ったのかい?)」
「ああ、じゃないと津波を凍らせるなんて真似出来る筈ないだろう?」
「なおー…(また無茶して…)」
「エリカにも言われたよ」
「なーん(だろうねぇ)」
アレから3日、沖縄から帰って来た翌日。
俺は家の縁側で飼い猫の燐を膝にのせて話していた。
「なーお?(そもそもの話、なんでそんな事したんだい?)」
なんで…ねぇ…?
「んー…せっかくの旅行を台無しにしてくれやがったクソ共をぶっ殺したかったのと…
自己満足かなぁ…」
「なおー(それで死んじまったら元も子もないだろうに)」
「だぁいじょぶだって、俺は死なないよ。
絶対にね」
「なおーん(さぁ、どうだか)」
燐と話しているとエリカが来た。
「白夜、風間さんと……アンタまた猫と話してんの?」
「そう……燐、来るか?」
「なおー(んー、いってみようかねぇ)」
「OK……エリカ、風間さんは?」
「道場の応接間よ」
「はいはい…」
俺の後をエリカが、その後ろを燐がトテトテと着いてくる。
応接間は…あっちか…
この家無駄にでかいんだよね、家と道場分ければいいのに…
と考えていると応接間に着き、中には親父と風間さんと達也、そして…
四葉真夜。
アイエエエ!?四葉真夜!?四葉真夜ナンデ!?
「白夜、座りなさい」
と親父に言われたので親父の横に座る。
そして膝の上に燐が乗った。
エリカは入ってこない…
「えーっと…風間さん?」
「なにかね白夜君」
「そちらのご婦人はどなたで…?」
解りきった質問をしてしまった。
「あぁ、彼女は……」
「こんにちは、千葉白夜君。私は四葉真夜。
達也さんの叔母よ」
「そ、そうですか、随分とお若いので達也のお姉さまかと…」
いやいや!何言ってるんだ俺ぇぇ!?
「あら、口がお上手ね」
うわぁぁぁ!目が!目が笑ってない!
クスクスと笑いながらも目が笑ってない四葉真夜を前にして俺はガチガチに固まっていた。
そこで風間さんが助け船を出してくれた。
「さて、先ずは君の処遇から説明しよう」
「はい!」
「君は戦略級魔法師に101旅団-独立魔装大隊所属海神蒼夜(わだつみ そうや)として登録された
魔法の名前はポセイドンだ」
へー…
としか言えない。
「そして彼、司波達也も同じく大黒竜也として戦略級魔法師に登録された
こちらはマテリアル・バーストと
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