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歌集「冬寂月」
十六

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 眺むれば

  注ぐ日差しに

   春ぞ見し

 寒み風受く

     寒椿かな



 空には輝ける太陽が光を注ぎ…春を感じさせるほどになってきた。

 だが…風は未だ凍てつき、そんな冷たき風を寒椿が受けていた…。

 寒風に堪える赤き椿の花…私にもこんな強さがあったなら…。



 凍てつきし

  小夜に傾く

    片割れの

 月仰ぎせば

    想い侘しき



 暖を取っても温まらぬほど凍てつく夜…澄んだ空には半月が光を注ぐ…。

 些か傾いた月…その光は凛として、まるで心の中まで見透かされるようで…。

 もはや意味を為さぬ想い…愛…。

 今は寂しさだけが…友のように側にあるだけ…。




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