暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ゲスエロス
5話→高校と宇宙
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だよ。

『破砕用トンファー、起動』

両手に顕現する硬い感触と共に、体の動きとバーニアの動きを合わせる。

瞬間、全ての『俺』以外の物の動きは緩慢になる。

自身の急加速により得られたその感覚で、太郎はその身を前に動かすと同時に、自分に当たる岩のみを叩き落としていく。

5分後、彼の前には、三人で作った基地があった。

着けば話は簡単だ。先程使用したトンファーのように、量子化したパーツを基地に組み込むだけ。

数分後、無事に作業を終えると、束に終了の報告をして、地球へ降下する。

『俺を隠せ』

『yes、sir!』

了解の返答と共に、自身とISはレーダーからも目視からも消える。

追加アタッチメント、インビジブル。

悪用が山ほど考えられるこのシステムをポンッとくれるなんて、なんて俺は罪な男なんだ(棒)

なんの警告アラートもなく、一時間後には無事に到着する。

さて、新しい『獲物』も来ることだし、学校で優等生でも演じますか。

最近、親戚から預けられた二歳下の女の子、『山田麻耶』の写メールを携帯から呼び出しながら。

山田太郎は、人知れずニヤリと笑った。






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