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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
閑話 天王星基地の酒場にて
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も激しさを増していた。
 ロシア艦隊が建造したてのボロジノ級二隻を送り出したのも、中国艦隊が盾にもならない大艦隊を並べたのも全てはこの暗闘の為である。
 なまじ大量破壊能力を保持しているから、戦争で都市が数個焼けるならまだまして、全面核戦争の果てに人類滅亡もあるから怖い。
 現在の地球は国家間で壮絶に争い合いながら、その余力を持ってガミラスと戦っていると言ってよかった。
 勝てるわけがない。

『何でそれを俺に伝えたんだ?』

『お前がいる海王星基地の資源採取プラントは漂流者艦隊にとっても大事な場所だ。
 会えるとすれば多分ここ天王星基地よりも、海王星基地の方が高い。
 もし会えたのならば……両親を心配させた罪でぶん殴ってやれ。
 今も両親の二人は心配していると伝えてやってくれ』

 たったそれだけ。
 友だったからこそそれが許せなかった。
  
「分かった。
 お前の分も入れて二発は殴ってやる」

 アラームが一斉になって、モニターも切り替わる。
 それの意味する所はガミラスの襲来だった。

「緊急警報!緊急警報!
 休暇中の国連宇宙軍将兵は最寄りの基地にて待機してください!
 市民の皆様は所定のシェルターに避難してください」

 それぞれの持つ端末に、それぞれの階級に合わせて情報と任務が提示される。
 それぞれの情報を総合して古代守が呟いた。

「探査衛星からの報告らしい。
 ガミラスの奴ら、ミサイルを冥王星に打ち込んだと同時に、隕石を大量に木星に送り込んだらしい」

 その呟きに真田志郎が疑念を持つ。

「隕石?
 ガミラスの奴らがそんな手を使うのか?」
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