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フルメタル・アクションヒーローズ
第133話 ファーストキスに覚悟を込めて
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なら、俺も応えなくちゃならない。お前にとっても、俺がヒーローだと言うのなら。

 俺は赤い顔のまま強く頷いて見せると、身体を翻して「新人類の巨鎧体」に視線を戻した。既に距離は三十メートルもなく、もはや目と鼻の先と言っていい。

「腹は括れたかい? 女子高生キラー君」
「やかましい、俺はいつでも準備万端だ」

 静かに待っていた古我知さんの冷やかしに悪態を付きつつ、俺は「腕輪型着鎧装置」を構える。いよいよ、出動ってわけだ。

「じゃあ、行ってくる。俺が瀧上さんを引き付けてる間に、お前は螺旋階段で上に逃げるんだ!」
「う、うんっ! 龍太、頑張ってなっ!」

 俺は矢村のエールに背中越しに立てた親指で応え、光明の向こうに身を乗り出していく。隙間から外へと飛び出していく俺に続いて、古我知さんも動きはじめた。

 ――そして遂に、灰色の鉄人が持つ鋭い眼光が、俺の眼差しと交錯した。

「……そこに居たのか。今度こそ、逃がしはせんぞ」

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