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ラピス、母よりも強く愛して
18ホシノ・アキト、アキト・レイナード、スバル・アキト、アキト・キンジョウ、ホウメイ・アキト、ハルカ・アキト
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 それ以前、8歳のアキトが両親を失って以降、一人は以前の歴史の通り、親戚をたらい回しにされ、その場その場で保険金も資産も順次奪われ、どこかのダブル浅野の片方みたいに、養母にキュウリだけの料理を一ヶ月間食わされて一生キュウリが食べられなくなっていたりしたが、法外な養育費を毟り取られて預金も何も無くなった所で捨てられ、ラピスが経営する児童福祉施設に入所した。
 脱走しないようにラピスやアイと暮らした過去は「隣に幼馴染がいた」程度にしか覚えておらず、逆にユリカの記憶は保持された。
 もし救世主のアキトが勝って、決着後に「人類を滅ぼすんじゃない」とラピスを叱ったとしても、このアキトが最期に呼ばれて「お前ら全員死ね」と言えば人類絶滅である。

 もちろんアキトにそんな扱いをした親戚や、イジメをやった従兄弟やクラスメイトは、いつもの植木鉢で栽培され、首から下が無いにも関わらず、日替わりで火炙りとか凍死とかプレス機とか針の山に串刺しとか全身を挽肉機にかけられる感触と視聴覚を与えられたり、生きたままクマに食われたのに致命傷にならず冷たい所で保存食として生かされたり、戦場で手榴弾とか砲弾にふっ飛ばされて、泥だらけの自分の内臓を腹に詰め直す作業を死ぬまで行わされたり、野犬、ネズミ、ハエ、蛆虫に順番に身体を食われて腐りながら死に、翌日には身体が再生されて最初から地獄を味わう新生活を始めていた。

 その逆でアキトを世話した人物には謝礼が行われ、児童福祉施設には莫大な寄付と言うか買収、温かい食事を与えてくれた職員にも多大な謝礼。
 地球に跳んですぐ、住む場所も身よりもないアキトを住み込ませて働かせてくれた食堂のオジサンとか、月でニ週間働かせてくれたオヤッサンの所には、莫大な金額が振り込まれて、「テンカワアキト様ゆかりの食堂」として客が絶えず、亭主が身体を壊して店を閉めようか?となった時には、世界の支配者様にソックリな青年が現れて「オヤッサン、俺に手伝わせて下さいっ」となって、月の食堂では看板娘と恋仲になって跡を継いだり、様々な特典が与えられた。

 どこかの北欧のフィヨルドだか、シャケが遡上してくる川の畔では、ラピス(瑠璃)が産んだ息子でもあるホシノ・アキトが、複数のIFS強化人間の養育に駆り出され、ミルクを与えたり(どこの?)、オムツを交換したり、夜泣きに対応したり、夜泣きさせたり本格的なお医者さんごっこしたり、ベビーフードに切り替えて食べさせたり、成長してからも「寝るまでご本読んで」とか「ルリ、大きくなったらチチのお嫁さんになる〜」と言われながら子育てを続けた。
 ピースランドにいる金髪碧眼の男の子は一人いれば十分なので、冷凍されていた受精卵の中から、女の子数人がラピス(瑠璃)に産み落とされ、そのうち一人は物心がつく前に「チチ」と引き離されて泣きながらピース
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