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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第五十六話 双璧誕生秘話
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遊んでいた。
あの日、いつものようにファンタズィーで呑んでいたら、
俺が遊んで棄てた女に結婚を申し込んでいた3人が決闘を挑んできた。

俺としては3人を一人ずつ銃とサーベルでやるつもりだったが、
ミッターマイヤーが武器の使用は止めて、
3対1じゃ不公平だから俺も入って3対2で殴り合いで決めようと勝手に決めてしまった。
所が鶏冠頭《ビッテンフェルト》が俺も入れろと言いだし結局3対3で殴り合うことになった。

結果は俺達の圧勝だった、しかしその後がいけなかった。
鶏冠頭《ビッテンフェルト》が加減を知らず3人とも病院送りにしてしまったのだ。
さらに不味いのが6人の内ミッターマイヤーと鶏冠頭《ビッテンフェルト》以外の4人は帝国騎士だったが、
ミッターマイヤーと鶏冠頭《ビッテンフェルト》は平民だ、このままだとミッターマイヤーと鶏冠頭《ビッテンフェルト》だけが罰せられる。

鶏冠頭《ビッテンフェルト》は別として、
ミッターマイヤーに対しては、俺としてもそれを何とかして避けたいと、
主犯は俺で、ミッターマイヤーは巻き込まれただけだと主張した。
相手側も3対3でしかも平民に破れたあげく自分たちが病院送りになったのが恥になると、
有耶無耶を求めたためにミッターマイヤーにも鶏冠頭《ビッテンフェルト》にもお咎めがなかった。

其れから暫くしてミッターマイヤーは中尉に昇進したが、
俺は査定表に評価が就いたらしく、そのまま中尉のままとあいなり、
鶏冠頭《ビッテンフェルト》も中尉のままだった、
まあ奴は毎度トラブルばかりだから昇進が遅いのもあたりまえか。

結果的に2人揃って、ミッターマイヤーと階級が一緒になった。
ミッターマイヤーは申し訳ないと言ってきたが、
まあこれで奴と連みやすくなったし気にしないさ。

鶏冠頭《ビッテンフェルト》は、『卿に付き合うとトラブルがやって来るな』と言いやがるが、
お前こそトラブルの元だろうと言いたいがな、
まあ奴も根は良い奴だからな。
しかいあの大声は何とか成らないのか、耳が痛くてたまらん!

ミッターマイヤーは来年にはまたイゼルローンヘ来ると言っているから、
今度は2人でチームを組めたら面白いかもしれん。



■オーディン ライニッケンドルフ地区   ウォルフガング・ミッターマイヤー

 我が家に2人の家族が増えて、毎日が幸せに感じる日々。
エヴァ共々、あー幸せだなと思える。

そう言えばロイエンタールはどうしてるだろな。
テレーゼ様にそれとなく気にしててと言われたが、
まさか同じ部隊に研修に行くとは思わなかった。

初めて会ったとき落ち着いた感じの色男に感じたが、
挨拶後に俺の噂を知っているかと聞かれたときは、
テレーゼ様のお言葉を思い出して、『知
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