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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十一話 機動六課のある休日 4
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入隊直後とは違い、今のみんなはすごく良い表情をしている。

この短期間に、随分成長したんだなと思う。

「うふふ。もっと頼れるようになってもらわなきゃ」

そう言うなのはも、どこか嬉しそうに見える。

教え子の成長を感じ取れたから、きっと嬉しいのだろう。

私となのはは、バリアジャケットを纏いデバイスを起動させる。

「早く事件を片づけて、また今度お休みをあげようね」

私が言うと、なのはもそれに頷いてくれた。

「そうだね」

「みんなで遊びに行ったら、きっと楽しいよ」

「うん」

その為にも、今を守りきらなければならない。

私達は空に上がり、ガジェットが向かってくる空域に進路を取った。





リインside

騎士甲冑を身につけて出撃準備を整えた私は、ゆっくりと開くヘリのハッチを見ていました。

冷たい、そして激しい風が流れ込んできて、髪を揺らします。

「気をつけてね」

「はいです!」

シャマルに見送られて、私は空中に身を踊らせます。

みんなをきっと守ってみせます!祝福の風の名に賭けて!

「ヴァイス陸曹も、よろしくですよ!ストームレイダーも二人を守ってあげてください!」

「うす!」《all right my friend》

ヴァイス陸曹も、ストームレイダーも頼れる仲間です。

絶対、大丈夫です!





outside

ビルの避雷針の先に、一人の少女が立っていた。

紫色の長い髪がビル風にたなびいている。

召喚士、ルーテシアは風を捉えるように目を瞑っていた。

そのルーテシアの目に前に、モニターが現れる

ヘリに確保されたケースとマテリアルは妹達が回収します。お嬢様は地下の方に」

ナンバーズNo.1、ウーノが要件を伝える。

「うん」

短く答え、ルーテシアは目を開いた。

「騎士ゼストとアギト様は?」

周囲に、普段は一緒に行動しているゼストとアギトが居ない事に気づいたウーノが尋ねる。

「別行動」

抑揚のない声で、ルーテシアは短く答えた。

「お一人ですか?」

二人がいるものと思っていたウーノが、少し眉を寄せる。

「一人じゃない……私には、ガリューがいる」

そう答えたルーテシアは、デバイスから紫色の光を出し、愛おしそうに抱き寄せた。

「失礼しました。協力が必要でしたらお申し付けください。最優先で実行します」

一礼して、ウーノはモニターを閉じた。

「……行こうか、ガリュー」

ルーテシアが紫色の光に囁いたと同時に、足下に魔法陣が現れる。

「さがし物を見つけに」

次の瞬間、ルーテシアの姿が忽然と消えた。
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