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シナリオA MerryChristmas
記憶喪失
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 P「そうでしたか…あなたは私の幼なじみなのですね…それから…」
 P「あの…つまり…私の事実上の婚約者…だったわけですね…」
 P「ごめんなさい…あなたは親切だしとてもいい方だということはわかるのですが…」
 P「本当にごめんなさい!正直なところ全く思い出せないんです!」
 P「恋人の顔も覚えてないなんて…お腹立ちですよね?」
 凛「当たりめぇだ」

 P「本当にごめんなさい…」
 ちひろ「今の全部嘘ですよ」

 凛「言いがかりはやめてよ、本当のことも言ったじゃん」
 ちひろ「凛ちゃんは正直ですね」
 P「私は誰を信じればいいんですか?」
 ちひろ「この世界で信じられるのはマニーだけですよ」
 凛「可哀想な人」
 ちひろ「あなたも大人になればわかります」
 P「やめて、海外ドラマみたいな舌戦やめて!」

 バンッ「Pさんッ!」

 P「!」
 清良「目が覚めたんですね…!」ツカツカ
 清良「良かった……」ギュ
 P「あ、あのすいません記憶が…」
 清良「聞いてます…でも例え記憶を失っても……」
 清良「変わらないものもありますよね?」スッ

【婚約指輪】

 P「」

 凛「ぬかった準備して来るなんて……!」
 清良(凛ちゃん…)
 凛「!」
 清良(お先に失礼しますね)ニッコリ
 凛「」

 清良「…Pさん、実はお腹に赤ちゃんも……」
 P「」
 凛「調べてみようかちょうど病院だし」
 凛「なんなら私が手伝ってあげる」
 ちひろ「清良さん、凛ちゃんそこまでにしてください」
 ちひろ「記憶喪失のPさんじゃ胃に穴が開いちゃいますよ」
 P「以前の私なら平気だったと?!」
 ちひろ「前は物理的に穴空いたりしてましたよ」
 P「またまたご冗談を」
 ちひろ「いえこれは嘘じゃないです」
 P「ちひろさん、先ほどの話お断りします」
 ちひろ「あの流れから断るとか許されると思ってるんですか」
 P「あの流れからどうしてこうなった」
 ちひろ「私にもわからん」


 ちひろ「凛ちゃん、ちょっといいかしら」
 凛「何?今忙しいんだけど」
 ちひろ「志希ちゃんが新しいアロマを試作したみたいなの」
 凛「記憶障害を治す?」
 ちひろ「トラウマを癒すって言った方が正しいかな」
 ちひろ「受け取りに行ってくれないかしら?」
 凛「なんで私?」
 ちひろ「私はPさんとこれからのことを相談しないといけないし清良さんもお仕事の合間を縫ってきてくれたみたいでね」
 ちひろ「凛ちゃんは今日レッスンだけでしょう?」
 凛「……まぁ仕方ないか」
 凛「清良さんのことちゃんと見張っておいてね」
 ちひろ「安心して清良さんもPさんもまだまだ現役で働いて貰わな
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