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大忙し日本軍
第二章
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何千万と強制連行を行う圧倒的な輸送力があらばこそできたことであろうか。
 日本軍はとかく多忙だった。そしてこれだけのことを成し遂げたと彼等は主張する。だとすれば我々は日本軍、我々にとってご先祖様である彼等を尊敬せねばならない。その全ては人間とは思えないからだ。 
 最後にある人達は言った。
「これだけの力を戦争に回していれば絶対に勝っていた」
「何故戦争に負けたのか不思議だ」
「これだけのことを成し遂げた日本軍を尊敬する」
「まさに超人だ」
 少なくとも人間とは思えない。日本軍は多忙な中でこれだけのことをしたのだ、彼等が言う日本軍を尊敬しないではいられないのは彼等の意図的な宣伝であろうか。このことは読者の方々に判断を任せて筆を置くことにする。


大忙し日本軍   完


                            2012・11・10
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