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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十七話 少女の覚悟
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いた剣に驚いていた。

なぜならその人物は

「な、()()()…………?」

レイジングハートという杖のデバイスを使っていた筈のなのはだったからだ。

服装は変わっていない。でもその手を覆っている手甲が両手共になっており、その手に持っているのは杖ではなく、刀でいう小太刀と呼ばれる物。

それも二つだ。柄の部分にはレイジングハートなのだろう、赤い宝石が埋め込まれている。

「な、なのは……?何でそいつを庇うんだ……?そいつはお前を襲った張本人「違うよ」……?」

「橘君は…………全君は、そんな事しない」

その言葉を聞いてあたしはなのはの中で何かが変わったとあたしはわかった。

「だって全君は強くて……弱いから……だから、そんな全君を私は守りたい……あの時、そう誓ったの……お兄ちゃんに、お姉ちゃんに頼んで……私は、学んだの……今、それを発揮する時」

なのはは両手に持った小太刀を構える。それは確かに、剣士のそれだった。

「まだまだ未熟者だけど……永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術見習い・高町なのは。参ります!!」

今、才能あふれる剣士が過去を取り戻した。
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