暁 〜小説投稿サイト〜
DOREAM BASEBALL 〜ラブライブ〜
覚醒
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
『最初に打席に入るのはUTXの主砲統堂英玲奈!!今大会2本のホームランを放っている彼女が初出場の音ノ木坂に襲い掛かります!!』

打席に立ちゆったりとした構えでピッチャーを見据える。隙がまるでないような立ち姿を見ながら穂乃果がサインを出す。

(まずはアウトローへのストレート。頼むよ花陽ちゃん!!)

うなずいてセットポジションから投球に入る。小さな体から放たれた白球はまるで糸を引いたかのような軌道でミットに吸い込まれた。

「ストライク!!」

小気味いい音を残すミット。それを見た英玲奈は顔を上げてスコアボードを見る。

122km

(球速が速くなってる。いや、それ以上に速く感じたぞ?)

先日までの試合よりも球速がわずかながらに伸びている。しかも球速以上の速さを感じることから伸びがこれまでの比ではない。

(この雰囲気で球速が伸びたか?だが、それでもツバサにはまだ及ばない)

自分が女子野球最高の投手を受けてきた自負がある。彼女は一度足場を慣らすと再度構えに入り直す。

(次は打ちに来るかな?それならこれで・・・)

その仕草を見て次なるサインを出す。その球は先程と同じアウトローへのストレート。英玲奈はこれを打ちに行くが空振り。2ストライクと追い込まれた。

『小泉外角へのストレートで2ストライクと追い込みました。統堂タイミングが合っていません』

想像以上の伸びにボールの下を振ってしまう。自分ならこの絶対有利なカウントで何を投げさせるかを考える。

(初回の先頭打者。是が非でも抑えたいはず。彼女の決め球はスライダー。スプリットも決め球に使えるが、落ち幅が少ないから追い込んでからは使用頻度が下がる。ここは外角に逃げていくスライダーが来る!!)

球種を想定してそれに備える。足を上げて投球に入る花陽。その手から放たれたボールを見て、英玲奈は思わず体勢が崩れた。

(高ッ!?いや、ここから落ちる!!)

高めへのスプリット。予想とは違うが追い込まれているため手を出さないわけにはいかない。彼女の予想通り高めのボールはストライクゾーンに落ちてくる。

(捉えた!)

彼女の変化量は把握していたはずだった。それなのにバットから音は一切せず、ボールはキャッチャーのミットに吸い込まれた。

「何・・・」

すぐさまミットの位置を確認する。穂乃果のミットはワンバウンドはしていないものの低めギリギリの高さまで落ちている。それはとても英玲奈の目線の高さから落ちたとは思えないほどの落差だった。

「ワンアウト!!にこちゃん!!ことりちゃん!!セーフティ警戒ね!!」
「「オッケー!!」」

アウトカウントを確認しつつ内野手に声をかける穂乃果。彼女に背を向けベンチに向かう英玲奈は納
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ