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悪戦苦闘
第一章
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を使う者はな」
「どうしても必要ですな」
「いざという時に備えてな」
「そうですな」
「だからあの者達は手放せぬが」
 しかしと言うのだった。
「一つ考えが出た」
「といいますと」
「山には山じゃ」
 こう言うのだった。
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