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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――

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左側にグラトニー、右側はエンヴィとリンに分けた。
エド「リン!そっちは頼んだぜ!」
と言いながらエドとアルはグラトニーを捕まえようと接近する。
エンヴィ「ふっ。いいだろう。
     見せてもらおうじゃない。ラースと亘りあった腕前って奴をさっ!」
エド&アルVSグラトニー リンVSエンヴィの戦いが幕を開けた!
一方その頃シレーナとアルトはどっちにかせんしようか悩んでいた…。
アルト「これ…一緒に戦った方がいいのかなぁ〜」
シレーナ「………」
アルト「やばくなったらでいいよね? シレーナ?」
シレーナ「……うん。」
アルト「うん! そうだよね! そうしよう!」
どうやら二人はどちらかが瀕死くらいになったら、戦いに参加するようだ…。


ブルース「お前……いったい何を企んでいる…。」
時同じ頃、離れたところからこの戦いを見ていたレンリにブルースがボソッと話しかけた。
レンリはいつもの調子で、
レンリ「ん? 企み〜? 何にもないよぉ〜。
    私は兄ちゃんと共にあるだけだよぉ〜。」
ブルース「ふっ。それにしては、さっきのエドへの忠告は変じゃないか?」
レンリ「そう? 私は今この段階で言えることを言っただけだよ?
    第二部が始まっちゃったら主人公の座、エドに渡さないといけないし。」
ブルース「えっ? お前主人公だったのか?」
レンリ「そうだよ! 知らなかったの?!
    第一部は私が主人公なんだよ!!」
ブルース「いやたぶん読者の大半が知らないだろ…。」
レンリ「うそっ! マジで?! 世界の常識なのにっ?!」
……などという事をエド達が闘っている最中話している。



『フンッ フンっ シュッ』
リンが振り回す剣をエンヴィがかわしていく。
エンヴィ「ふっ。なかなかやるねぇ!」
リン「お褒めの言葉どうもっ!」
剣をかわそうとするエンヴィの腕を押さえ、腹を斬ろうとする。
『グチュ』
このまま真っ二つに切れると思ったがそれは罠だった。
エンヴィ「罹ったな!」
リン「うっ! くっ……うう…。」
エンヴィは一瞬にして右腕を胴が太い蛇に変え、リンを縛り上げた。
リンは苦しそうな声を上げ、身動きが取れなくなった。
エンヴィ「どうだい、お前ら人間には出来ない芸当だろ?」
蛇「シャァァァ」
自信ありげにエンヴィは言う。
蛇は「お前を飲み込んでやろうかぁ〜?」と言っているかのように、リンの頭の上で大口を開ける。
エンヴィ「さて、絞め殺されたいか?
     噛み殺されたいか?
     それとも切り刻まれる?」
と言いながら一瞬で今度は左手を刃に変えた。



レンリ「私は内臓を抉り出されるのがいいと思うよ。」
エンヴィ「えっ?」
さっきまで離れたところからこの戦い
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