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勇者って...何?
第104話 血縁関係って...何?
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「血縁関係でも...」
「だから言ったでしょ〜、私は妹だよ〜」
なぜだ...おかしすぎる...
俺のDNAは向こうの世界のもののはず...
もしも、転移する直前に
あの女神さんが記憶や遺伝子系統をいじったら...
ありえない話ではない...
ただ、これに当てはめると...響も...
ちょっと待てよ...
「なあ、妹よ、俺の家族は何人いる?」
「えっと...お兄ちゃんに私...
あとお兄ちゃんから言うと妹で
私から言うとお姉ちゃんに...
あとはお父さんとお母さんだよ」
「その妹の名前は?」
「そんなのも忘れちゃったの?響お姉ちゃんだよ
ちなみに〜、私は秋葉だよ」
そうか、そうか、妹は響と秋葉か...
「なあ、秋葉よ、この人に見覚えはあるか」
「どの人〜...?お兄ちゃん...お姉ちゃんと一緒にいたんだね」
「僕が...お姉ちゃん...」
「うん、お姉ちゃんの顔とそっくりだし
本当のお姉ちゃんだよ」
「白音、検査」
「了解しました」

数分後

「結果が出ました...こちらも先程と同じです」
「...ちょっと城で寝てくるわ...」
はあ...どういうことなんだよ...
とりあえず寝て、自分を落ち着かせてから考えよう
それより...むにゃむにゃ...



「あ、兼司さん、お久しぶりです」
「ん?女神さんか...あれ?喋れてる」
「ランクがまたひとつ上がったみたいです」
「それより、質問、どうして俺に家族がいるの?」
「それは兼司さんが考えていたとうりです
ですが、実際は遺伝子的に家族ではありません」
「どういうこと?」
「機械に出る表示をちょちょいと変えました」
「あ、そう」
「そうそう、あの子も今、来てますよ」
「響?」
「はい、最初の条件は
心を完全に許せる人ができることでしたね
確かですけど」
「俺のより明らかに条件が楽じゃありませんか?」
「人によって難しい事が...
言って良いのか悪いのか分からないんですが...」
「どうしたの?」
「響さん、貴方に好意を寄せてますよ」
「へえ、やっと友人だと思われるようになったか」
「いえ...違いまして...
もういいです、あの子に言っときます」
「え?どういうこと?」
って...あ...もう起きるのか...



「ふわぁぁぁ...おはよう、月白
モフモフしてるねぇ...」
「主殿、私はここにいますが」
「え?じゃあ...だれ...抹茶とか?」
「ン...アア...」
「あ...」
「マスター...もっと、私に...」
「おい、フェムゥゥ、神聖なる寝床に侵入するなぁぁ」
「面白い方ですね」

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