第139話
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援護する為に詠唱を始めたが
「ジーク!お願い!」
「ピューイ!!」
「させないよ!やあっ!ごめんね!」
「!?」
クローゼはクラフト―――ケンプファーを、アネラスはクラフト―――落葉を青年に叩き込んで青年の詠唱を中断させた。
「ジン、レイス、アネラス、大昌霊呼ぶから二人から離れてな!青ざめし永久氷結の使徒よ………我等に仇名す者達に永遠の眠りを!セルシウス―――――ッ!!」
そしてメルディの警告を聞いたジン達がそれぞれが戦っている相手から瞬時に離れるとメルディはSクラフト―――シルフを発動した青年のように詠唱をしてケイジに凄まじい力を溜めた後ケイジを高々と天へと掲げた。するとメルディの傍に腰まで届く程の蒼色の髪をなびかせた美しい女性――――メルディの世界の”大昌霊”の一人であり、”氷”を司るセルシウスと家よりも大きな巨大な狼――――セルシウスの相棒であるフェンリルが現れ
「―――――――」
フェンリルが咆哮をすると狼の口から波動砲が解き放たれ、波動砲を受けた娘と青年はそれぞれダメージを受けると共にふっ飛ばされ
「凍れ!」
更にセルシウスが跳躍して両手から氷の波動砲で追撃を仕掛けると、娘と青年はダメージを受けると共に全身が凍り付いた。
「チャンスだ!いくぜ、ガイ!!」
「おうっ!」
凍結状態に陥った二人を見て好機と判断したルークとガイはそれぞれ左右に散って娘と青年を挟み撃ちする位置に突いてそれぞれの武器を地面に突き立てた。
「「はああああぁぁッ!!」」
すると二人を中心に巨大な魔法陣を作り上げられて魔法陣は娘と青年にダメージを与え
「これで決めてやるっ!」
「見せてやろうぜっ!」
魔法陣でダメージを与えた二人は突撃して娘と青年に同時に斬りつけた後跳躍し、そして同時に衝撃波を解き放った!
「「貫け!武神!双天波!!」」
ルークとガイが放った二つの衝撃波は一つになって回転しながら娘と青年を貫いた!
「「――――――!!??」」
ルークとガイの協力技――――武神双天波によるダメージに耐えきれなくなった娘と青年はそれぞれグリモアに変身し
「邪霊一閃!!」
元の姿に戻ったグリモアをレイスが横に一閃して滅した!
「……何とか退ける事ができたか。」
「……話には聞いていたが、まさかあそこまで本人達の能力をコピーするとはね。メルディ達と剣を交えた事がある私からすれば、まるであの時の戦いを再現している気分だったよ。」
「…………………」
「クィ〜………」
「お兄様………メルディさん……」
敵の消滅を確認したジンは構えを解き、重々しい
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