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ラブライブ!サンシャイン!! Diva of Aqua
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輝くと思うの。夜絵、一緒にスクールアイドルをしてほしい」


 音楽室で過ごす時間は減るだろう。だけどその代わりとなる時間を、また一緒にいられる場所がある。

 今度は二人きりではないけど、一緒にいる仲間と過ごす時間もまた楽しくてキラキラ輝いてる。


「でも私、運動音痴だし。体力もないし……」

「そんなの千歌ちゃんが言ってたみたいに、そのうち体力も付いてくるって。お願い、夜絵!」


 夜絵に懇願する梨子。正直、梨子の説得は上手くないと夜絵は思った。理由も自分のことばかりで、言葉が上手く伝わってこない。

 だけど、その想いだけは本当だった。夜絵と一緒にスクールアイドルがしたい。梨子のその想いは確実に夜絵に届いていた。

 梨子に必要とされている。それが夜絵には嬉しかった。コンクールを観に行けなかったことをずっと後悔していた。梨子に嫌われたとさえ思っていた。
 その梨子が自分を必要としてくれている。夜絵にとってこれほど嬉しいことはない。


「……まぁ、梨子と一緒に過ごせるなら、それも悪くないかなぁ……」

「夜絵……っ!」


 照れくさそうな夜絵の言葉を聞いて、梨子の表情がパッと明るくなる。


「でも、条件がある!」


 夜絵は人差し指をビシッと梨子に向けた。


「ちゃんと私に楽しいと思わせること! キラキラ輝いてると思わせること! それが、スクールアイドルになる条件よ!」


 堂々とそう言う夜絵。それを聞いて、梨子はクスッと笑った。


「それなら大丈夫よ。Aqoursのみんなと一緒にいると、本当に楽しいから!」



 それに……。と梨子は続ける。



「それに……私が一緒にいるから」



 さっきまでの威勢の良さはどこへ消えたのか。梨子は照れくさそうに言った。



「梨子ーっ! やっぱり大好きー!」


「ちょっ、夜絵、抱きつきないでって! ひゃんっ! ど、どこ触ってるのよバカー!」




 こうして、夜絵はAqoursに加入したのであった。



 

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