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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第2章 融合世界!昭和ライダー
第34話『打倒ヤモリジン/イキヌキも必要だ』
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外れているのに気づいていなかったのを露出の始まりみたいに言いまして。」
「またいつものね。気にしないで大丈夫よ。」
「そうでしょうか?」
「会長達には、あとで言っておくわ。」
雅とスズが会話していると、
「私達のことは避けるようにしているが、萩村のことは平気なようだな。」
「シノちゃん、きっと彼はロリコンさんなのよ。」
シノとアリアの話し声が聞こえると、雅は怯えるように玄関の中へ消えていった。
「あいつに何かしたのですか?」
「いや、特に何もしていないが。」
シノの言葉を聞き、スズは不思議そうにしていた。

一限目が終わり、『生徒会役員共』の主人公、津田タカトシが雅の前にやってくる。
「凪風、今朝はどうした?なんか酷く怯えていたけど。」
「副会長、会長と書記のあの下ネタ、どうにかなりませんか?本人達は楽しくてやっているのかもしれませんが、僕は怖いのです。」
「まあ、いつものことだし。」
「僕、ああいった虐めを受けて対人恐怖症を患ったことがあるのです。」
「そうだったんだ…会長達には、後で言っておくよ。」
「ありがとうございます。」
津田と雅の会話を、シノとアリアは観ていた。

放課後になり、雅は生徒会室に呼ばれていた。
「─というわけで、凪風は普段のような会話をしている会長達が怖いんです。だから、せめて凪風にそういった話を振らないでもらえませんか?」
「なるほどな。津田の話はよくわかった。凪風の前でディープなネタを言わなければいいのだな。」
「行動はもっと駄目ですからね。」
津田が念を押すとシノはふて腐れた顔をする中、
「それにしても、珍しいわね。津田以外にまともな男子がいるなんて。」
「僕の方こそ、普通な人がいて助かりました。」
雅もスズも、互いに頭脳明晰であるため、話が盛り上がっている。すると、
「スズちゃんをお話しが出来るのって、雅君はやっぱりロリコンなのかしら?」
アリアがそんなことを言う。
「誰がロリじゃーーー!」
スズはキレてそう言い、
「もう限界だ。もういやだ。この学校にいたくない!」
雅は出て行ってしまう。
「あら、どうしたのかしら?」
しかし、そんな発言をしたアリア自身はあっけらかんとしていた。
「もしかして、自覚がなかったんですか!」
津田は驚く。
「タカトシ君、どうしたの?」
「さっき凪風にそういった話はしないで下さいと言ったばかりじゃないですか!」
「えぇ?ただのジョークじゃない?」
「なら余計タチが悪いですよ!もし凪風が不登校とかになったらどうするんですか?」
「アリア、確かに、これは津田の言うとおりだ。明日、みんなで今日のことを謝ろう。」
シノは津田の肩を持った。 

桜才学園を出た雅はスカイライダーに変身する青年、筑波洋と出会っていた。

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