暁 〜小説投稿サイト〜
『叙情4』
『2.4』

[8]前話 [2]次話


真実を隠したまま、涙も隠したまま、心を抉り出し叫ぶ。
声無き声が聞こえますか?
どんなに叫んでも誰にも届かない。

無限に広がる海の遥か彼方迄響かせたいのに。
届かぬ祈りは在るんだってアナタに教えたいのに。
輝いた瞳で夢を語り、綺麗だったアナタ。
アナタの祈りは現実になったのでしょうか?

僕の紅く染まった手首を見て、アナタは泪を零した。
あの日以来、アナタは僕と逢う度に手首を確認したね。
アナタの悲しい表情は苦手だった。

心根の優しいアナタは僕の傍に居るのは勿体無い。
アナタの居場所は僕の傍なんかじゃ無い。
突き放すのはアナタの為...。

サヨナラは言いたくない。
僕の中のアナタは永遠に変わらないから。
またいつか逢えた時はチャント笑えるかな?



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ