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ルヴァフォース・エトランゼ 魔術の国の異邦人
シーホーク騒乱 3
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守り抜いたのは商才などではなく、武威である。
 ゆえにナーブレス家の者は尚武の気風を貴ぶ。

「このマスターソンもお供つかまつりますぞ。先の奉神戦争では槍働きひとつで騎士の位をたまわり、槍のマッさんと呼ばれたこの武勇。いまだ錆びついてはいないことをお見せします!」
「いいえ、マスターソン。あなたにはこの邸の守りを任せますわ。わたくしがいない間の留守をあずかることこそ、あなたの役目でしてよ。――アキヨシ、同行なさい」

 ウェンディは腰に佩た小剣を手にとって秋芳の前に差し出した。

「カモ・アキヨシ。あなたをウェンディ=ナーブレスの剣に任命します。わたくしの剣となり、わたくしの代わりに敵を打ちなさい」

 ここまで言われてことわるわけにはいかない。

「……受けたまわった」

 ウェンディから手渡された剣は見た目よりも軽かった。軽量化をはじめ、いくつかの魔術が作用している魔道具だと、秋芳の見鬼は視た。
 だがその剣にこめられたウェンディの想いはけっして軽くはなかった。
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