暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア ~とある武偵の活動録~
~prelude~
~Fierce assault department, prodigy of the snipe department~
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よくあんなバケモノ扱えるな… あの狙撃主。

さて、南郷先生は…いた。

「こんにちは。2年A組の如月彩斗です。重複科目を受けさせて頂きたいのですが……」

−紙を渡す。

「分かった。……技能チェックだ。来い」

「……はい」

展開はやっ!


一番奥のレーンに並ぶ。

「自分が狙撃出来る最高距離まで撃て。外したら終わりだ。そのドラグノフの倍率は?」

「固定4倍です」

「よし、始めろ」

−ピッ …ガタン

ターゲットが立った。100m地点か。

狙撃の姿勢になる。
そしてスコープを覗き…… パンッ! 乾いた音が響く。

「Sロングサプレッサーか」

「はい。……あと、1000m地点まで飛ばしてもらえますか?」

−ピッ ……ガタン

スコープを覗き、手首を狙う。 頭は駄目だ。武偵法で殺人は駄目だと決まっているからな。

神経を集中させ、それと同時に脳波をガンマ波の状態へと移行させる。乗能力者の俺が弄れるのは神経伝達物質だけじゃなく、脳波も自由自在だ。

1000m。 ……パンッ!

1500m。 ……パンッ!

2000m。 ……パンッ!

「ここから10m刻みでお願いします」

−ピッ ……ガタン

2010m。……パンッ!

ちょっとキツくなってきたか……?

....................

2030m。 ……パンッ!

....................

2050m。 ……パンッ! ……ビシッ!

手首のゾーンより、上に約3cmずれた。

「..........外しました」

「如月彩斗。絶対半径(キリングレンジ)2050m。あと1mでレキと同じだったが…惜しかったな。Sランクだ。レキ共々、これから頼むぞ」


「はい、よろしくお願いします」


−パチパチパチパチ!


いきなり部屋中から、拍手が起こる。どうやら盗み見られてたみたいだ。


「如月、お前凄いな!」 「レキさんと同等の狙撃能力の人なんて…… 初めてみた」 「..........」

「じゃあ、狙撃科の皆さん。これからお願いします」

『よろしくお願いします!!!』


−「レキはどうする?練習してくのか?」

こくり。

「そうか。じゃあな」


−と、狙撃棟を後にする。さて、家に帰るか……

すっ…… −ブワン

境界をくぐる。家のリビングだ。

「ただいまー……」

まぁ、誰もいないのだが。ゴトッ…… と音を立て、ベレッタとデザートイーグル
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