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勇者って...何?
第95話 シトリンって...何?

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「いつも持っている物とかありますか?」
「...特には...無いよ...」
「宝石とか...ありますか?普通の石でも良いんですけど...携帯するなら...」
宝石ねえ...
『君主様、宝石ならありますよ、ラピスラズリ、アメジスト、ダイアモンドなどですが』
念話...本当に使えたんだ、とりあえず、今からいくから
『了解しました、君主様』
「ちょっと、宝石とってくる
我、移動魔法を行使する、我、望は天空島シロネの蔵」
「...?」



「君主様、なぜ宝石を?もしかして...婚約指輪?」
「違う、俺が使うの、持ち運びできれば良いって言ってたから...う〜ん...
ネックレスみたいなのに宝石がついてれば良いかな」
「ネックレスですか...宝石はありますけど、工房で作っていけば...とりあえず...
イエローダイヤとシトリンならどちらが良いですか?宝石はたくさん在庫がありますので」
「じゃあ...シトリンで...」
「では...箱に入れて...どうぞ、後は工房でお願いします」
「了解」
さて、工房までそれなりに時間がかかるんだよな...
宝石があって、貴金属もあって、全部売ったらどうなるんだろう...
「抹茶、抹茶って、俺が起こすまで何をやってたの?」
「うーん...空をたくさん飛んでたよ〜、あっちの世界では敵は少ないからね〜」
「女神を守ってたとか月白が言ってたんだけど」
「あ〜、それは〜敵が来たときだけだよ〜」
「あ、そうなんだ...ついたね、工房、失礼しま〜す」
「どうしました?」
「この宝石を付けたネックレスか腕輪とか作って欲しいんだけど...」
「ネックレスならすぐにでも作れますよ」
「5分位でできる?」
「はい、5分程で作れます」
「じゃあ、お願い」

5分後

「出来ましたよ、どうぞ」
「今、気づいた、片手使えないと...ネックレスつけられない...」
「じゃあ、じっとしていてくださいね...はい、出来ましたよ」
「ありがとう...じゃあ、戻るから
我、移動魔法を行使する、我、望は元の場所」


「持ってきたよ、宝石、ネックレスとして作り変えたけど...」
「少し...借りますね.........はい...私の半身をそのなかに入れました、これで終わりです」
「半身?」
「普通の精霊だと、見えなくなりますけど...私は一応大精霊ですから...」
「そうなんだ」
「肩に乗っても良いですか?」
「...肩に?...乗られたら...その...」
「これなら良いですか?これが普通の姿ですけど...」
「あ、うん...それなら良いよ...」
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