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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
コラボ
〜Cross over〜
Destruction;崩壊
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不可能に近い。

よって、欠片でも過剰光を出すような兆候が見られれば即座に体力バーを消し飛ばそうとしていたが――――

「メ??メ??wlメ??jakメsga,caメ??;sjlaaljkjalsぅklsっkljs――――()

「……え?」

ジ、ザ、と。

まるで今さらのように、世界が彼の存在を認知したように、組み伏せられた少年の吐き出す言葉が自動的に組み上げられるジグソーパズルのようにソートされていく。

理解可能な言語に翻訳される――――のではなく、それを聞く鼓膜を直接調整されたような感覚。

「は、ははは!ははははははっはははあははは!!」

窮地の中なのに。

そのはずなのに。

にもかかわらず、少年は笑っていた。朗らかに笑っていた。

無邪気に、笑った。

「すごい!すごいすごいよ!こんな鮮やかにキめられたのって初めてだ!ははっ、あはは!!」

「……そんな笑い方もできるんだな、貴様は」

押し殺すように囁かれた黒雪姫の言葉に首を巡らせ、眩い笑顔を浮かべた相手は、

「おねーさんも同じなんでしょ?」

「?」

「この世界。おねーさんも好きなんでしょ?」

「――――っ。お前は……」

黒雪姫が何かを言いかけた刹那、眼前の笑顔が前兆もなく白い燐光に変じた。

「な!?」

質量がなくなり、少年に乗っかっていたアバターの視点がガクンと下がる。加えて胸板に押し付けていた刀身が空を切り、虚しくタイル張りの校庭を叩いた。

透明になった矮躯をすり抜ける時、黒雪姫は確かに頭の奥で声を聴いた。

捉えどころのない、聞きようによっては無邪気にも無感情にも無機質にも聞こえる、虚ろな透き色の声だった。

『この勝負は預けるよ、おねーさん。永劫輪廻の閉じた輪の中で、久方振りに《未知》を見れて楽しめた。……また…/* serial world */のどこ、か……で…………遭ジザザジジジジ――――32ska小径alkhaifa 【Thantifaxath】ジジ……∴passed escape//;』

最後のほうは、乱暴に回線が引っこ抜かれたような不快音に呑み込まれて聞こえなかったが、その言葉を皮切りに――――否、切るは切るでも切り上げとして、謎の闖入バーストリンカー《レンホウ》は、その体を仮想のフィールドから消失させた。

唖然と固まる二人の王、その視界に回線切断の意を示す【DISCONNECTION】のシステム文字列がゆっくりと瞬いていた。
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