暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第17話 探索、洞窟の砂浜!美食屋ココの悲しき過去
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浜内部に入りました。中はとても広いですが暗い暗黒の世界が広がっていました。


「真っ暗ね……私たち悪魔は暗闇でもよく見えるけどそれでも見づらいと感じるなんてよっぽどの暗さなのね」
「ええ、注意しないといけませんわね」


 私たち悪魔は暗闇でもよく見える目なんですがそれでも注意して進まなくてはいけない程の暗さです。


「アーシアはライトを付けて俺の傍にいるんだ。離れるなよ?」
「はい、お願いしますイッセーさん」


 イッセー先輩はアーシアさんと手を繋いでいくようです。羨ましいですが流石に自嘲しないと……


「僕が先導しよう。皆は離れないようについてきてくれ」


 ココさんはそう言うと先に奥に向かっていきました。こんな暗いのに大丈夫でしょうか?


(暗闇は好都合だな……人は視覚からほとんどの情報を得る。悪魔は分からないが少なくとも慎重な行動をとるはずだ……)
「先輩!ここにキノコが生えてますよ!」
「あーーーっ!『ポキポキキノコ』じゃねえか!」
(ってもう勝手な行動しとるーーーっ!?)


 ココさんが大きなお口をあけて驚いてますが何かあったんでしょうか?私はポキポキキノコを食べながらそんなことを考えてました。



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ーーー


 私たちは洞窟の砂浜を進んでいますが急斜面だったり急に通路が狭くなったりとする道に悪戦苦闘しています。ただでさえ視界が悪いのにこれじゃあ上手く進めません。


「グルメ食材を取るのって本当に大変なのね……正直舐めていたかもしれないわ」
「でもココさんは人間なのによくこんな暗闇をスイスイ進めるね」


 私たち悪魔でも見づらいこの暗闇をココさんはまるで気にもせずに進んでいます。


「ココ兄は目がいいんだ、とは言っても視力じゃないぞ。ココ兄の目は普通の人間が見える可視光線の波長を大きく超える電磁波まで捕えることができるんだ。錐体細胞の種類と視細胞の数が多い為赤外線から弱い紫外線まで見えるらしい。ココ兄からすればこの暗黒の世界も真昼間のように見えてるだろうぜ」


 む、難しい言葉が多くて内容はよく分かりませんがとにかくココさんの視覚は凄まじく凄い事だけが分かりました。先輩の嗅覚もそうですがもしかして四天王という方々は五感のどれかが驚異的に凄い方々なのでしょうか?


「む、皆止まってくれ」


 先導していたココさんが止まれという合図をされたので皆が立ち止まりました。


「どうかしたんですか、ココさん?」
「静かに……よーく目を凝らして下を見てごらん」
「下ですか?」


 どうやら先は大きな段差になっておりその下になにかいるみたいです。そういえばさっき
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