暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜西風の絶剣〜
第26話 舞台の始まり
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
えないかな?まあいずれ分かるよ」


 わたしとリィンは相手の隙を伺う、これ以上この得体の知れない存在と関わる気はないからだ。隙を見て攻撃しようとしたが少年が指を鳴らすと突然金色の網みたいなものに掴まってしまった。


「こ、これは!?」
「動けない……!」
「流石は猟兵王の息子たちだね。隙を見て何時でも攻撃しようとしていたのは分かっていたからちょっと手荒な真似をさせてもらうよ」


 少年が再び指を鳴らすと私たちに足元に何か文字のようなものが円を描くように浮かび上がる。


「これから面白い劇が始まる予定なんだけど君たちもご招待しよう。役者は多い方が舞台は盛り上がるしね」
「リィン……!」
「フィー……!」


 わたしとリィンは互いに手を伸ばすが、触れ合う一歩手前でお互いの意識が無くなってしまった。そしてわたしとリィンの姿が消えてしまった、最初からそこにいなかったかのように……


「ふふ、これより『福音計画』の序章の始まり始まり……」




[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ