暁 〜小説投稿サイト〜
マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第10話(改2.2)<第2ラウンド>
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なかったが何となく比叡が隣でなだめているような気配を感じた。

龍田さんが言う。
『判定が出るまで動かないでね』

それを受けて金剛姉妹が海上で抱き合って防御体制を取った次の瞬間だった。
彼女たちを覆うようにして無数の水柱が上がった。二人の姿が一瞬見えなくなる。激しい炸裂音と水柱……観客の目は釘付けだ。

だが私は別の緊張でガクガクになっていた。
「提督」

「あ」
振り向くとブルネイの五月雨だった。

「ミネラルウォーターです」
「有難う」
私は彼女が持ってきた氷水を飲んだ。これで少しでも落ち着けば良いけど。

「ごほっ、げほっ!」
緊張して吹いた。

すると彼女が優しく背中をさすってくれた。
「あの……大丈夫ですか?」

(さ、五月雨……)
さすがに声には出さなかったが思わず心の中で『君は天使か?』と思った。

「す、済まない」
やはり恥ずかしそうに微笑む五月雨。

「いえ……」
純朴そうな良い駆逐艦だな。絶対に帰ったら美保でも確認してみよう。

「げほっ」


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