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Turn:18 俺に出来ること
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賑やかだった壮行会の翌日
一人俯きながらカードキャピタルへの道を行くタツマの姿があった
U-20を目指しミライやミツキと共に努力を続けてきた
だが、二人との差が広がるばかり
先日の予選大会でそれを痛感した

Turn:18 俺に出来ること

いつも通りカードキャピタル二号店の扉をくぐるタツマ
すると店内ではシンとクロノが話すだけで他の客の姿はなかった
「あ?なんであんた………」
「よぉ、俺は仕事だ、予選大会の報告書貰いにな」
そう言って大きめの封筒、件の報告書が入っているのだろう、を見せるクロノ
「(あいつらいつもだったら先来てんのに………ん?)」
がら空きのファイトスペースを前に心中でぼやくタツマだったがふと昨日の帰り際を思い出す
「そういや、ミツキのやつは今日撮影あるとか言ってたっけか」
「ミライは今日は朝からハイメに連れてかれてたぞ、メッセ行ってないか?」
クロノの言葉にタツマは携帯を取り出し確認してみると
確かに来ていたらしくその場で項垂れた
ため息を零しつつファイトテーブルに手を置くタツマ
その様子を見てクロノは気になったのか声をかける
「ちょうどいい時間だし、下で飯でも食いながら話さないか?」

お好み焼きの種を混ぜるクロノを訝しげな眼で見るタツマ
「たまには店で食べるのもいいと思ってさ、今日は弁当持ってこなかったんだよなぁ」
そう言ってタネを鉄板に敷いて形を整えていくクロノ
「つか、なんであんたと………あんたクロニクルハーツのコーチじゃんか」
「ん?でもやっぱ、娘のチームメイトが悩んでるのはほっとけなくてな」
目を見開き驚くタツマ
「気づいてたんっすね」
「ま、俺もいろいろあったからさ、面倒ごとにも結構巻き込まれたりしたし」
そう言ってお好み焼きをひっくり返すクロノ
「そう言うの全部乗り越えて、んで、気づくんだ、こういう何気ない日常っていうのが、実は一番幸せだってこと」
そう言って焼けてきたお好み焼きをヘラで切っていく
「それから、仲間の大切さ、俺がそうだったように、支えてくれる仲間がいるっていうのは結構大きいんだぜ」
そう言ってクロノはタツマの方を見るが明後日の方向を見つめ聞いているのかどうかさえ怪しい状態だった
「重症だなこりゃ、しょうがないか」

ハイメに連れられた児童施設でファイトするミライ
「ジジのブースト、クロノジェット・ドラゴンでアタック」
「うーっ」
ミライの攻撃宣言に対戦相手の男の子が頭を抱えていると彼女の携帯に着信が
「ちょっとごめんなさい………お父さん?」

カードキャピタル2号店のファイトスペースでタツマとファイトするクロノ
「メーザーギア・ドラゴンでニーズにアタック」
「グリム・リーパーでガード」
「ガンナーギア・ドラコキッド
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