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機械の夢
第01部「始動」
第04話
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艶を失った髪じゃない。自然な、雪の様に細かな白銀とも感じる髪。
 続いて、頭を上げた女性の容姿。頬を朱に染めて目を伏した女性は、ラピスが大人になったと思える程に似ていた。パッと見だが、身長は俺に近い…体型はユリカに似て……
「……………ラムダ?」
「はいぃ」
 呼ぶと再度頭を下げられた。
「いや、取り敢えず立て」
 ………
 立ち上がったラムダは、黒いケープを慌てて外し、黒いローブ姿になった。
「ど、どうですかますたー」
「……似合ってるぞ」
 指をモジモジとさせるラムダに答える。
 ああ…よく似合ってる。だがこれは言わせてもらうぞ。
「お前、実年齢は……」
「マスター!!」
 俺の質問はラムダの叫びにかき消される事になった。
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