暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百二十九話 リューネブルクとクレメンス
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

大変お待たせしました。

先日の台風で自宅の屋根が壊れ、再建する為、引っ越しをする事となり、今年いっぱい掛かるとの事で、荷物が多くて引っ越しが大変なので、更新速度が遅くなる可能性がありますが、ご了承ください。
********************************************
第百二十九話 リューネブルクとクレメンス

帝国暦483年8月5日 午後0時22分〜

■オーディン ノイエ・サンスーシ 謁見の間

「皇帝陛下、御無事でございますか!」
粉塵の中、ランズベルク伯の声が響き渡っていた。

それに気がついたノビリンク大佐達4名はその声に向かってブラスターを乱射し始めた。
粉塵の中に次々にブラスターの閃光が突き刺さっていく。

大声を上げたランズベルク伯の装甲服にブラスターの攻撃が何発も弾け飛ぶ。
「阿呆、こんな時に大声上げるな!」
ランズベルク伯の装甲服の襟首を掴んで攻撃ラインから助け出したキルドルフ大佐が小声で怒った。

その攻撃が偶然にも皇帝陛下やライムバッハー上級大将達への関心を薄くする結果となり、その間にライムバッハー上級大将達は陛下、リヒテンラーデ侯、クラーゼン元帥を直ぐさま確保し穴の方へと自らの体で護って移動しする事に成功した。
「陛下、遅くなりました。此方へ」
「うむ」

オフレッサー大将は勢いよく炭素クリスタル製戦斧を構えながら強襲揚陸艇から飛び出すと、部下達と共に謁見室の中央へと向かい、視界の晴れた中でライムバッハー上級大将達が陛下をお守りして穴の方へ向かうのを確認すると、ルードビッヒ皇太子、クロプシュトック侯、リューネブルクに相対した。

「おのれ、逃げるかフリードリヒ!」
「クロプシュトック、どうするのじゃ。このままでは、予は・・・・」
「フン、来たなミンチメーカ!」

反逆者達は、三者三葉の対応をしてくるが、オフレッサーはそれを一蹴する。
「装甲擲弾兵副総監オフレッサー大将である。既に企み潰えた、神妙に縛につけ!」

「おのれ、この下郎が!」
皇太子がオフレッサーを汚く罵るなか、リューネブルクが喋る出す。
「オフレッサー、ミンチメーカーか、原始人らしく時節の流れに鈍感な様だな、最早この状態で有れば、フリードリヒの威厳は崩れ去っただろう。幾ら鈍感な平民でも宇宙から攻撃を受ければ騒ぎ出すだろう」

「なに、地上攻撃を行うと言うのか。予は聞いておらんぞ。その様な事すれば、予の威厳も傷つくではないか、新帝命令だ、直ぐさま止めさせよ」
ルードビッヒ皇太子がリューネブルクに命令するが、リューネブルクは薄ら笑いするだけである。

「フッ。それは出来ませんな、即在の世界を崩さぬ限り我らの悲願は達成できないですからな」
リューネブルクの言葉に
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ