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ダン梨・S
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くれないのが不満なんだろう。お姉さんぶりたいけどなれないエイナさんかわいいです。

「バミューダ君は大人ぶっててもまだ子供なんだからね?大人を頼ることも忘れないでよね」
「いやーエイナさんは若すぎてまだ大人にカウントするには早すぎますねぇ♪」
「あっ、もう!そうやってすぐ人をからかう!」
「あはは、じゃあお願いしますね〜!!」

 俺はぷんすかと「私怒ってます!」と手を振り上げるエイナさんを置いてギルドからすたこら逃げ出した。



 = =



「はぁ……もしかして私って頼りないのかなぁ?」

 悪戯心はあるのにまるで子供っぽくないんだから……と小さなため息を吐いたエイナは、内心少しだけ若すぎると言われたことを嬉しく思ったりしながら通常業務に戻ろうとして――そこで、受付カウンターの上に一枚の折りたたまれた紙が落ちていることに気付いた。

「あら?こんなもの置いたかしら……」

 と、紙を拾い上げる。すると紙に少し崩れた文字が書かれている。

『エイナさんへ。これを見たら何も言わずに懐にしまい、なるべく一人で内容を読んでください。バミューダより』
「―――」

 流石と言っていいだろう。エイナは一瞬目を見開いて停止したが、すぐにそれをポケットの中にしまいこんで通常業務に戻った。


 ――先日の騒ぎの折、俺は不思議な出会いをしました。

 ――魔物に囲まれた山羊人の少女。しかし彼女は抵抗もせずにのんきでした。

 ――助けてみると、彼女は俺の事をルーと呼び、自らはコルヌーと名乗ってその場を去りました。

 ――調べて欲しいのはこのコルヌーという少女と、ついでにルーという名前もです。

 ――あの時、彼女は数Mの高さを跳躍してその場を去っていきました。

 ――つまるところ、彼女はその気になればいつでも逃げられたのです。

 ――冒険者である可能性が高い。下手をすれば戦って倒すのも楽勝だったかもしれません。

 ――そして俺がバミューダと名乗っても、彼女は俺をルーと呼びました。

 ――どうにも不自然です。作為的なものを感じざるを得ません。

 ――彼女はあそこで何かを、或いは俺を待っていたのかもしれない。

 ――これがそのような性質を持つ出会いなら、その背後関係を洗いたいのです。

 ――ただ、彼女が俺をルーと呼んだように、彼女の名前が本当にコルヌーであるかは不明です。

 ――なので、探して見つからなかったらそれでも構いません。

 ――どこに監視の目があるか不明なので念のために手紙に記させていただきました。

 ――こんな時ばかり頼るのは申し訳ない気もしますが、お願い申し上げます。


「………本当、いったいどこでこんなスパイみたい
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