暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
3章 葛藤
すれ違い
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 当たり前だが今日の練習は中止、待機となった。
綾はというとあそこで倒れて医務室にティアナと一緒に運ばれた。

 なのはとヴィータはシミュレーション場所の建物で準備をしていた。

「ヴィータちゃん」

「なんだ?」

「綾ちゃんってさ、馬鹿だよね」

「そりゃひどくねえか」

「バカだよ。だって私の事、綾ちゃんの実力なら倒すこともできたのに、やったのは、結局アドバイスだよ? こうすればよかったのにっていう」

 まぁわかる。言葉は物騒で切れていたけれど身を切ったアドバイスだってもう少しやりようあるだろうに

「これじゃあ私、完全に悪者だよ。綾ちゃんを・・・。私・・・最低だよ」

 なのはが泣いている後姿だが、ヴィータは聞いてやることしか出来なかった。

「痛いの。心が・・・・・・凄く。綾ちゃんの心を護るねって約束したのに私は・・・」

 肩が震えてる。教導官とか、エース・オブ・エースとか、言われているこいつが、こんな弱弱しいこいつを見るのは初めてだ。

「私、あの時綾ちゃんの事知ろうとしなかった。綾ちゃんがどうしてティアナをかばったのか、あんなこと言い出したのか。
最初はティーダさんの義理かなとも思ったの?
あんなことを言い出しても分かろうともしなかった。
だから、恋人じゃないって・・・殺してやるとまで言われた」

「・・・なのは」

「それでね。あぁ私、ティアナにも同じ事をした」

どうやら、アタシの言葉はあんま意味がないらしい、なのはの言葉は、止まらなかった。

「本当は見てて危なっかしくて・・・ただ放っておけなかっただけなのに。
私にだって、振り返れば落ち度はいくらでもあったのに」

 その言葉を、アタシは黙って聞く事しか出来なかった。
落ち度で言えばあたいらも同じだ。
ティアナの事は危惧していたのに結局は静観を決めたんだから、
もっと出来る要素はあったんじゃないかと今更ながら思う。
あいつらが規律やらであたいらの教導計画を無視して勝手に暴走したと言えばそれまでだが、
あたいらはてめえの不出来を棚に上げてそんなことを言う権利はねえ
それは恥知らずなことだろう。

「なのに、ティアナの叫びを聞かずに隊長風吹かしてティアナを力だけで踏みにじった。あんなに助けを求めていたのに」

「それなのに私、それを棚に上げて、ズルく隊長面して、力を振りかざして、ティアナを踏みつけただけだった。あんなに必死に訴えてくれたのに」

「なのは、ティアナが目覚ましたら、ちゃんと話せ」

「え?」

「反省することは良いことだ、でもよまずはティアナと話してからだよな」

 このまま放置して時間が解決って線もあるが不信感のあるひとから教えを受けても見にならないし、どちら
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