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蛇の血をひく日向の子とやりたい放題の剣客たち
第08話 卑の意志を弄ぶ剣客たち
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顔で言われたけど、そんな原作知識にないこと言われても困る。

「真っ向からの一対一で戦いによる勝利が難しい剣客を相手にするには、
 忍びの特性を活かした暗殺という戦術が用いられた。
 そしてチャクラを用いない特殊な相手に対する部隊が必要とされた。それが暗部よ」

「な、なるほど」

「暗部の改編に反対したのがダンゾウね。
 ダンゾウは二代目と里を弄んだ剣客たちを里の誰よりも憎んでるわ」

 そして自らが次に転生者たちの玩具として標的になっていると……可哀想に。

「私としては剣客に対しての扱いに関しては、ダンゾウよりも猿飛先生に賛成ね。
 気狂いなんてまともに相手にする方がバカなのよ」

「つまり剣客に手を出すなと?」

「そう。親の仇でもないんだから相手にするだけ無駄よ」

 このNARUTOの世界への転生者は自分一人だけだと思ってたけど、よくよく考えたら大勢の人が転生されてたんだ。
 転生者が自分一人だけで原作知識を活かして、平穏に原作キャラたちの活躍を見守りたいなんて思ってたけど、
 他に転生者が複数いたら原作ブレイクも良い所じゃん。めちゃくちゃ不安になってきた……。

「その剣客ってのは三忍の従伯父さんが危惧するくらい強いんですか?」

「そうね。上忍を斬れるような剣客は極一握り。私たち忍びが真に警戒する剣客といったら御三家ね」

「御三家ですか?」

「そう。忍びは血のつながり、一族を大事にするけど、剣客の技は血によって受け継がれることはない。
 だから一家や一門とか流派と呼ばれるの。その最も知られた三つの名が御三家よ」

「柳生とか飛天御剣流とかそんな感じですか?」

「あら? アナタ、剣客のことは知らないって言ってたけど……知ってるじゃない?」

「は?」

 思わず大きな声で呆れた声をあげる。

「柳生御剣流は御三家の一つよ。
 三代目の父であり“最強の忍び”と謳われた猿飛サスケを斬った“忍斬り抜刀斎”は柳生一門よ。
 柳生一門は忍殺集団として最も名の知られた剣客集団ね。
 私が出会ったことがある剣客も柳生一門の人間で名前を十兵衛と名乗っていたわ」

「じゃあ燕返しは柳生御剣流の剣技なんですか?」

「いえ、燕返しは柳生一門の入門技だと聞いたわ」

「じゃあ柳生御剣流の技は?」

「入門技を身に着けてない者には教えられないって言われたわ。
 ただ、一人の剣客対大勢の忍びの実戦闘を想定して作られたとされる殺人剣だと聞いたわね」

 ってか柳生十兵衛って名前で飛天御剣流の真似して何やってんだよ他の転生者!!
 忍斬り抜刀斎って、完全にアレだろ。るろうに剣心じゃねーか!!

「他の二つは?」

 もう嫌な予感しかしないけど聞くしか
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