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仮面ライダーゴースト  我等あり
第四章
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「アランとカノンにも話しておくか」
「それがいいなりな」
「やはり悪い予感は意識しておくべきである」
「外れたらそれでいいなり」
「気をつけて何かあれば対処出来るである」
「そうだな、ではだ」
 こうしたことを話してだ、三人で今は復興すべき場所のチェックを細かいところまで観て行っていた、そして。
 そのチェックの後でだ、深海は二人の眼魔達と共にアランとカノンのところに戻ったがここでだった。
 アランはカノンの話を聞いてだ、思わず眉を曇らせて言った。
「何っ、あちらの世界ではか」
「はい、どうもです」
 カノンも眉を曇らせていた、二人で何もない玄室を思わせる部屋の中で向かい合って話をしている。
「ゲーム病という病気が流行していて」
「そしてか」
「混乱が起こっています」
「そうなのか」
「そしてこれは私が思うことですが」
 カノンはアランにさらに話した。
「ゲーム病は何かあります、そしてバグスターという存在も出て人々を襲ったり怪しい行動もしていますが」
「バグスターか」
「人と何かの素材が一緒になった様な外見ですが」
「それでは眼魔と似ているな」
「アラン様もそう思われますか」
「実際そう思った、どういうことだ」
 アランは腕を組み真剣に考える顔になっていた、服装は人間界のもののままだが表情はかつて眼魔の世界から天空寺達を見ていたものに戻っていた。
「眼魔と似ている存在がまた出て来るとは」
「気になりますね」
「どうもな、そういえばだ」
 今度はアランから話した。
「人間界は以前もロイミュードやグロンギ、ワームと様々な存在が出ていたが」
「そのどの存在もですね」
「聞けば眼魔と似ている」
 そうした外見、能力だったというのだ。
「不思議だ、何かあるのか」
「眼魔と似ている存在がそこまで多いとなると」
「私達のいた世界は何かがあるのでしょうか」
「眼魔のこと以外にな」
「だとすれば何が」
「アラン、そこにいましたか」
 二人はここでアリアが部屋に来たのを見た、アリアはすぐに二人のところに来てこう声をかけてきた。
「カノンも」
「姉上、いたとは」
「ある方がこの世界に来られたのですが」
「この世界に?」
「はい」
 そうだとだ、アリアはアランにもカノンにも話した。
「そうなのです」
「この世界に来るとは」
「タケルさんですか?」
「いえ」
 アリアはカノンの問いをすぐに否定した。
「彼ではありません」
「ではどなたでしょうか」
「まさかと思うが」
 深海は仙人を思い出したがアリアはその彼にも言った。
「あの方でもありませんので」
「そうですか」
「では誰でしょうか」
 今度はアランが問うた。
「一体」
「私もはじめてお会いする方でして」
「とい
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