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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
002話『クラス分けと写真』
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キリヤ君とヴィヴィオちゃんと三人で魔法学院まで到着して早速僕たちは掲示板に張り出されているクラス名簿を見に行った。
下手したらみんながバラバラになってしまいかねない一年で緊張する瞬間だから僕も少しドキドキしている。
そしていざ僕はクラス名簿を垣間見た。
そこには僕たちの名前は……、


「やった! ツルギ君。また一緒のクラスだね!」
「うん。キリヤ君も一緒だね」
「はぁー……緊張したぜ」
「他にもリオちゃんとコロナちゃんとシン君の名前もあったから……この一年楽しく過ごせそうだよー」

それで僕は少し幸せそうに表情を緩める、んだけど……いきなり周りが騒がしくなってしまった。どうしたんだろう……?

「やっべ! ヴィヴィオ!」
「うん!」

キリヤ君とヴィヴィオちゃんが二人して僕を強引にどこかへと引きずっていく。なになに? どういうことー?
しばらく三人でどこかに避難していたんだけど、

「はぁー……やばかったぜ。あのままだと上級生にツルギをさらわれるところだったからな」
「うん、そうだね。ツルギ君って無意識であんな顔をしちゃうから耐性がないとすぐにコロリと言っちゃう人が多くて困っちゃうね」

二人してなんか僕の事をなにかの餌なのかと言わんばかりの物言いだ。
それで少しムッとしてしまう。

「キリヤ君、ヴィヴィオちゃん。どういう事……? 僕は珍獣じゃないんだよ?」
「あ、あはは……」
「あぁ、怒ったツルギの表情も中々……」

ヴィヴィオちゃんはただただ苦笑いを浮かべているし、キリヤ君に至ってはどこかに旅立ってるし……もうなんでさ?

「怒らないでね……? ほら、ツルギ君って男の娘でしょ?」
「ん……? なにか違う響きで聞こえたんだけど気のせい? 僕は男の娘じゃなくって男の子!だよ?」
「そ、そうだよねー……でも、わたしも昔は女の子だって勘違いしていたもんだから……」
「ひどいよ!」

なんて事だ。
まだヴィヴィオちゃんは僕の事を女の子かもしれないって認識でいたなんて……。

「ヴィヴィオの気持ちはわかるなー。俺も最初はそうだったからなー」

キリヤ君まで!?
もう……何を信じたらいいか分からない……。
そんな感じで少し気落ちもしていたけど、気を入れ替えて僕たちは魔法学院の敷地内を歩いていると少し離れたところから僕達を呼ぶ声が聞こえてきた。

「ヴィヴィオー! ツルギ君ー! ついでにアホキリヤー!」
「あ、リオちゃん!」
「リオ!」
「おいリオ! アホは余計だぞ! ついで扱いもすんなよー!」

僕とヴィヴィオちゃんでリオちゃんの声の方に振り向くと一緒にコロナちゃんとシン君の姿もあった。

「ごきげんよう、ヴィヴィオ。それにツルギ君にキリヤ君」
「う
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