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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十八話 機動六課のある休日 1
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今日も厳しい訓練が早朝から行われている。

だが、今日はちょっとだけ嬉しいお知らせがあった。





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





outside

「はぁい。今朝の訓練と模擬戦も無事終了!お疲れさま」

なのはの合図で、アスカがバタリと倒れ込む。

ほかのフォワードメンバーも、地面にへたり込むようにして座った。

今朝の訓練の仕上げはフェイトとヴィータを相手にしての模擬戦。

かなり当たりが激しかった。

ヘバっているアスカ達にヴィータとフェイトが近づく。

「……ヴィータ副隊長。オレに何か怨みでもあるんッスか?」

模擬戦中、執拗にヴィータに狙われていたアスカがヴィータを恨めしげに見る。

「バーカ。アタッカーの位置にいるんだから、相手とは真っ先にぶつかるだろうが。たまたまだ」

避難めいたアスカの視線を、ヴィータはシレッと躱す。

だが本当の所は、シグナムの攻撃も受けきる防御がどれだけの物かを見定める為に、しつこくアスカを狙っていたのだ。

「ぜってーウソだぁ……」

そのまま地面に突っ伏すアスカ。フォワードからセンターに下がっても強引に攻めてきたヴィータの言葉を信じることはできなかったらしい。

「アスカさん、しっかり!」

キャロが駆け寄ってヒーリングをかけた。

それでようやく身体を起こす事ができるようになるアスカ。

そんなやりとりを、なのはは優しい笑みで見つめていた。

「結構厳しかったと思うけど、実は何気に今日の模擬戦が第二段階クリアの見極めテストだったんだけど」

唐突に衝撃の事実を口にするなのは。

「「「「「えぇ!!」」」」」

当然、その事実に驚くフォワードメンバー。

「どうでした?」

なのははフェイトとヴィータに尋ねる。

「合格」

ニコッと笑って、フェイトが答えた。

「「「はやっ!」」」

アスカ、スバル、ティアナがツッコミ気味に声を揃える。

「ま、こんだけミッチリやってて問題あるようなら大変だってこった」

「あ、あはは…」

ヴィータの言葉に、エリオとキャロが苦笑する。問題があったら、どんな事をされていたのだろうと考えると、ちょと怖くなってしまう。

「私も、みんな良い線行ってると思うし。じゃあ、これにて二段階終了!」

「やったー!」「おっしゃー!」

スバルとアスカが無邪気にはしゃぐ。こちらはエリオ、キャロと違い能天気だ。

ティアナ、エリオ、キャロはそこまではしゃがないが、二人と同じく嬉しそうに笑っている。

「デバイスリミッターも一段階解除するから、後でシャーリーの所に行ってきてね」


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