暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカル☆イリヤ
現実世界
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
総刃が眠ってから約一ヶ月がたった。
最初はただ眠ってるだけかと家族は思ったが2日過ぎておかしいと思われイリヤが凛に頼み見てもらった。だが魔術のあとはなかった
そして病院へ運ばれて点滴を打たれ
個室にそっと寝かされた
そうしてもずっと起きない。
医者は脳に以上もないしかといって何かあるワケでもないと、強いて言うのなら本当に眠ってるという事だけ
たったそれだけしか分からなかった
いつも誰かがお見舞いに来る
イリヤ、なのは、美遊、フェイト、アリシア、クロ、士郎に一成、セラにリズ、アイリスフィールも勿論1度切嗣も帰って様子を見た
二人は悲しんでいた。大切な自分達の子が原因不明で眠ってるのだ、無理もない
側にある花は毎回誰かが水を変えている
誰もが総刃の事を思っているのだ
そしていつの日かイリヤが総刃に語りかけた

「...ソウ...もう眠っちゃってから一ヶ月が経つよ...ソウが眠ってから色々あったんだ。例えばねソウが眠って動かなくなったって聞いたミユが学校で失敗ばかりしたの。ミユにまで心配かけて、ばか...私...寂しいよ、ソウがいないと楽しくない...お願い...起きて......」

いつまで経っても起きない

「...また来るね」

イリヤが去った跡には涙で汚れたシーツが
そして

「ソウ...貴方はみんなに好かれてるのよ?」

次に入って来たのはクロだ

「さっきもイリヤが言った通りミユはここのところ調子がよくないわ。それはなのは達にも言える事...気になるらしいわ。勿論私だってソウに起きて欲しい...でもきっとソウは何かと戦ってるのよね...その腕から無くなったゼロがいい証拠よ。だから絶対勝って帰って来て...それじゃあね」

「...あ、クロ」

「ミユ...貴女もお見舞い?」

「...うん」

「誰も二人の時間を邪魔しないわ、行ってきなさい」

「...ありがとう」

美遊が病室に入る

「総刃...私は何をどうすればいいか全くわからない。あれから寝たきりの人が起きる方法を調べたけどどれも症状が総刃とは違う...私にはもうイリヤしか残ってないの?...総刃も戻って来て!それが...それが私の一生の願いでもいいから......また来る、ばいばい」

美遊が病室を出た後を見た二つの影が

[行きましたね姉さん]

[はい、では我々もお見舞いに行くとしましょう]

ルビーとサファイアだ

[総刃さん?イリヤさん陰で泣いてるんですよ?想い人が起きなければ無理もありません]

[美遊様も食事に手が入ってません。必要なだけのカロリーをとったら食べるのを止めてしまってます]

[ゼロさんもいなくなりますしルビーちゃん寂しいですよ?]

....返事はな
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ