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魔法少女リリカル☆イリヤ
3回戦6日目 長考
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「....」

「ご主人様、いつまでもあぁやって何か考えてますね」

「それほど此度の敵がわからんのであろう」

「確かに、ジャバウォックなんて者を召喚しあまつさえ自我を失わせる固有結界を持ってると来た。これだと不思議の国のアリスの主人公が全てを持って現れてるような物ではないか」

「それ!」

「?」

「多分相手は人の願いや思い、気持ちを形にするサーヴァントなんだと思う」

結論を言った

「ではあれは物語の集合体とでもいうのか?奏者よ」

「うーん、そうとも言える...かな」

「それだとなんでもありなサーヴァントになってしまいますよ?」

「だよな...何かヒントはないかな」

少し高望みをする。

「今自分の中にいるサーヴァントを見てみたらどうだね?何か分かるかも知れないぞ」

「そうだな、ちょっと意識なくなるから頼む」

そうして目を瞑る
ここは俺の世界、アーチャーの固有結界のような心証風景だ
そこで色んな英雄の像を見る
あれ?クーフーリンが見当たらないな
まぁ探してる者じゃないしいいや
エイリーク...ハサン...アーサー王...
色んな英雄を見ていくがまだ何か足りない
何か思い出す物は...!そういえば見てた夢の中で一つ変なのがあったな。確かあれは...子供...子供が沢山映ってた。でもそれと関係があるのか?いや待て、続きがあったはずだ。様々なものに形を変えていた....形を変える....あのありす...いやアリスがありすにそっくりなのは多分この英霊だ。英雄とは奉られたり称えられてなる物だ。勿論例外もある。伝承に残っただけとか悪行を重ねたとか。...あと一つだ。それでピースが埋まる

「キーワード、形を変える」

もしかしたら残ってるかもしれない。だって形を変えるだけなら俺から出ていく必要はない

「キーワード追加、使役者」

指で数える程の数になった
最後のキーワード、それは

「物語」

...一つになった。それは本の形をした像だ
これは...触る、

真名...解析......内容...把握...年代...把握...真名...ナーサリーライム

ナーサリーライム、それは子供達の思いの結晶、子供達がこうであって欲しいなど夢を受け止めていったこの存在が子供達の手で英雄に昇格した存在、故に力は分からない。力量はマスターによって変わる...今回はありすの多分自分が物語の主人公...例えば不思議の国のアリスの主人公だったらという思いであの形になった
っ、そろそろ限界か!

「くはぁっ!」

「ご主人様!?大丈夫ですか!?」

「大丈夫、ちょっと長く直結(ダイブ)し過ぎただけ。それより真名がわかった」

「本当か!?」

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