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東方毬藻伝
第一話 パーソナルコンピューターウイルス(前編)
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僕は寒元毬藻。
普通の中学一年生さ。
今はアッツイ夏休みだ。
「じゃー、いつものようにパソコンやっか!」
「パソコン起動!」
「あれ!?パソコンの様子がおかしいぞ!」
[アナタノパソコンハイマカラコオリマス]
「ちょっと!待ってくれ!?」
「パソコンが凍るって!?」
[カイジョスルニハパスワードガヒツヨウデス]
「解除するにはパスワードが必要だって!?」
「パスワードなんてわかるかよ・・・」
[アナタノデータハスベテコオリマシタ。]
「・・・」
「あぁ〜!!今まで積み上げてきたデータがぁ〜〜(涙)」
「返してくれぇ〜〜(涙)」


これが僕の最初の闘いであった。
そして幻想入りするきっかけとなる。



「あぁ・・・今日は部活があったんだった。」
「今回のこと副部長達に話してみよう・・・」
「なんか、わかるかもしれない・・・」
僕は、学校に行く準備をしてリビングにいるママに顔を出した。
「ママ!部活行ってくる!」
そうするといつものようにママが
「行ってらっしゃい〜〜」
と、行った。僕はそのまま外に出た。
「それにしてもあっちーな・・・」
外の気温は35度である。
「こんな日に部活とか有り得ねーな。」
ブツブツ謂いながら学校に向かった。
学校に着いた。しかし、夏休みで誰もいなかった。
報道部のいるパソコン室に向かうと部員の皆が集まっていた。
「今日は皆、夏休みに行きたいところを探しておいてくれ!」
この人は副部長。天然パーマと丸眼鏡特徴的で身長が自分より低いが、部長よりも優れている先輩である。今では部活全体を引っ張っている。
「寒元は新聞を作っておいてくれ」
「はい!わかりました!」
自分で言うのもなんだが、僕は後輩の中でも出来る後輩で、先輩に頼られている。そして、次期部長になることも決まっている。
「頑張って〜〜寒元〜〜。」
この人は部長。普段は頼りないが、やるときはやる人。そして何よりも、四角いメガネの似合う。イケメンである。
「よーしパソコン起動・・・」
パソコンを起動した。すると、
「あれ?また、あの画面・・・」
そう、またあの画面が出てきたのだ。僕はすぐに副部長を呼んだ。副部長はすぐにかけつけてきて、
「どうした?寒元・・・」
と言った後、顔色を変えて、
「でたか、ウイルス・・・」
と言った。僕は驚きが隠せなかった。すると、副部長は
「ちょいと待ってろ!なんとかするから」
と言って僕の席に座った。僕はそれを応援するしかなかった。部長が皆をかき集め、応援した。パソコンの画面には解除してもしてもパスワードが次々と出てきた。
「うー、次々とパスワードが出てくる・・・」
あの副部長が唸るほどである。相当なことなのだろう。僕たちは黙って応援することし
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