暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
侍娘-クリスティナ-part1/侍のお嬢様
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トリスタニアから派遣され学院に来ている修復作業員(平民や土系統メイジの集まりで構成されている)のたちが、荒れてしまった学院の清掃と片づけ、修復作業を行っていた。
そんな中、シュウの部屋から水桶を片手に、魔法学院の広場の一角でそれを見ていたサイト。いつどのタイミングで、以前のように学院に星人が現れるかもわからないので、こんな平時でもデルフを担ぐのが癖になり始めた。
『修復作業は着実に進んでいるみたいだな』
「ああ」
外壁に崩れたままの箇所やひび割れなど、ところどころ修復が終わっていないところもあるが、それでも事件直後と比べるとかなり進んでいる方だった。非常事態が立て続けに伴い、修復作業の回数も増えたので作業の流れというものに、彼らは慣れてきたかもしれない。
「でも、またここが襲われたらその度に修復作業に手間がかかってしまうんだろうな」
『そうだな。生徒たちもまだ以前と比べてほとんど学院に戻ってきていない。ジリ貧を通り越して衰退しちまう可能性も捨てきれない』
一方でサイトとゼロの二人はそのようにも考えていた。しかし今のシュウのように、自分たちまで戦えなくなったりするようなことがあったら、この人たちも学院からいなくなるのだろう。最悪の形である、死という形で。
「シュウもしばらくは動けないみたいだし、俺たちだけでやるしかないんだよな」
「なぁ、そういう相棒はいいのかよ」
ライオンの蛇口が付いた洗い場の近くに来て、新たな冷水を水桶に入れたところで、デルフが尋ねてきた。
「いいって、何がだよ?」
『…その分、俺とお前があいつの分の苦労も背負う。今はムサシとコスモスも変身して戦うことも難しい状態だ。俺は構わないが、お前自身はそれでいいのかって、デルフは聞いてんだよ』
「そういうことか…いいんだ。あいつやムサシさんが変身できない分は俺たちで補えばいいし、何よりテファの気持ちもわかる」
遠い空を見上げながら、今までのシュウと共に勝ち抜いてきた戦いを振り返る。
最初はゼロと未だぎくしゃくした関係だった頃、モット伯爵の屋敷で遭遇したノスフェルにやられそうになったところを、光線技を繰り出して救ってくれた。二度目はフーケが破壊の杖ことMACバズーカを学院から盗み出したのを追ったところでツインテールとグドンが現れた時。三度目は、アキナという裏の人格を植えつけられたハルナが変身したファウストとベムラー…それ以降、偶然が重なりながら何度も彼と一緒に戦ってきた。
「俺は、同じ地球人として、ウルトラマンとしてあいつを尊敬してた。完璧で、俺たちと違ってヘマなんてしまい、たくさんの人たちを守ってきた。俺を救ってくれた人達に通じるものがあるんだって。
でも…話を聞いてから、ちょっと勝手だけど、見損なったところもある」
『あいつがきっかけで、彼女の精神が追い詰められ
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