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勇者って...何?
第31話 帝王って...何?

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「名前か...雷帝さんは変身とか出来たりする?」
「主殿呼び捨てで構わぬ
変身か...出来ぬことはないが...
大きくなると、主殿のマナが
異常に減りやすくなるぞ」
「...その逆」
「小さくなるとマナも減りにくくなる」
「じゃあ、一度なってみて?くれます?」
「了解...これでどうじゃろう」
「猫...?」
「主殿、我の本来の姿は
主殿の世界で言う...ライオン?と言うものじゃ」
「雷帝さんは...なぜそれを?」
「主殿の記憶を探らせてもらった...すまぬ」
「悪意がなさそうなことなら大丈夫」
「そうか、と言うことで現在の姿は
その赤ちゃんと言うところだろう」
「ライオンか...」
犬だったら和風なのにしたんだけど...
漢字で
猫だし...やっぱこっちの方に
合わせるかなぁ...
「主殿、主殿の国の名前が気になるのだが...」
「うん...じゃあ『雷霧』でどうかな?
読みは『ライキリ』
なんとなくライムってのが出てきたから
どうかな?」
「はい、主殿
我は今日から『雷霧』を名乗る」
「ところで...雷霧、雷霧って
これからずっと、一緒にいるの?」
「ご要望とあらば召喚魔法でこれますが」
「そっか...じゃあ、雷霧は
自分の行きたいところへ行きなよ」
「では...主殿と一緒に」
「モフモフ、ok?」
「は、はい」
「最後にひとつ...なぜ帝王が五人もいるの?」
「それは...女神様の護衛のため
女神様は色々な魔物に狙われて...
それに...」
「それに?」
「何でもありませぬ」
「そう?」
「はい」
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