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ダン梨・T
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 自分が楽しければ何でもいい――自分さえ楽しければ、何でもやらかす。それは、一時の享楽の為に命を投げ出したり、誰かに恨みを買う事にも繋がりかねない危険な思想だ。彼にはもっと明確な目標を持って、腰を落ち着けて欲しい。これから別のファミリアに心移りするにしてもずっとここにいるとしても、ヘスティアはバミューダの事を「ああ、この子は大丈夫だ」と思える不変の何かが欲しいのだ。

「無理でしょ。バミューダは多分一生根無し草ですよ……彼女でも出来ない限り」
「彼女かぁ………」

 バミューダは基本ベルをからかって面白がっている。ファミリアに入る決定打になったのも、ベルがバミューダを誘った形だった。つまり、今のところ彼の好感度が一番高いのはベルという事になる。

「ベル君、妹か姉とかいない?」
「両親知らないんで可能性はないでもないですけど、多分ないと思いますよー」
「ベル君、女の子になってみな――」
「例え神様でもその先は言わせませんからね?仮に女の子になったとしても、ぼかぁ男と付き合う趣味もないし逆ハーレムとか嫌ですからね?」

 先は長いようである。ちなみに自分がなろうともしたのだが、見事にスルーされていてヘスティアは自分の包容力に自信がなくなってきている。

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