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勇者って...何?
第26話 建設会社って...何?

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「お届け物でーす」
「はい、今出ます」
こっちの世界にはポストという概念が存在しないらしい
「さて、来たか...」
そう、仕事についての物だ
「...えっと、今日からいくのか...え!?」
後から読み直した結果、今日は研修らしい、その結果で
今後が決まるわけだ
「場所は...隣町のフェルンか...交通費馬鹿に出来ないな...」
馬車を一日中借りると、銅貨15枚
いく先々で乗ると一回銅貨3枚なのだ
タクシーとレンタカーのような感じだ
「さて、交通費もあっちが払ってくれればいいんだが...」
こっちの世界は基本交通費自腹らしい
例外は貴族の執事等だそうだ
「でも、今日だから...竜車で行くしかないな...」
竜車は、馬車の2〜3倍の値段になる

「竜車に乗りたいんですが」
「では、こちらの停留所へ」
停留所はそれっぽい
「ありがとうございます」
こっちって...いってたな
「どうした?兄ちゃん」
「いや...竜車に乗りたいんですが」
「それなら、うちのに乗ってきな」
「ありがとうございます」
「行き先は?」
「隣町のフェルンです」
「なんだ、兄ちゃんも建築士か」
「いえ、候補生?ってところです」
「あ、今日か試験は...だから多かったのか...」
「どうかしました?」
「いや、何でもない、さあ、いくぞ!!」
俺は、いつの間にか夢を見ていた...
これは...なんだろう...
あ、そうか...小さな時に見ていた
怖い夢だ...最近は見なくなったんだが
それにしても、「怖い」と思わなくなったな
懐かしい気がする...
「に...ちゃ...」
「に...ちゃん」
「兄ちゃん!!」
その言葉を聞き俺は目覚めた
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