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Knight's & Magic & Carrier 1
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っ、有効射程内であれば問題ありません。取り回しは最悪ですが」

「一撃で葬ることは?」

「更に取り回しが悪くなり砦に固定する形ならば問題なく」

「もう一つの案、そのバリエーションとして作れるな?」

「無論、仕上げてみせます。万能型で」

その言葉に陛下は首を縦に振る。

「エルネスティ、約束は忘れてはおらんな?」

「もちろんです。最高の幻晶騎士を仕上げてみせます」

エルはテレスターレで土台は作り上げている。オレもガンタンクで土台を作り上げている。資材と時間、そして王命の三種の神器が揃ったならば問題ない。

「今回の事件は新型機が狙われた。だが、次は開発者であるお前たちが狙われるかもしれん。それを守るために騎士団を新たに創設する。お前たちの考えを実現する鍛冶師と、それを守る騎士たち。お前たちに必要なのはそれで揃うはずだ。新たな騎士団には名が必要だな。お前たちの髪から銀、わしからは凰の名を送ろう」

騎士団と鍛冶師は今までと同じ、拠点も今までと同じ。だが権限と予算は跳ね上がった。ここからだ。ここから、ようやくオレの目的が果たせる。前世の子供の頃に憧れた最強の戦闘母艦。それの再現は不可能だとしてもあの戦闘母艦のように歴史に何度も名を残せる艦を作り上げる。それがどんな形でもいい。一番最初に憧れた艦に似ていなくてもいい。何度傷つこうとも、人々のために道を切り開き続けれるなら、それでいい。

「銀凰騎士団の最初の任は国機研の鼻を明かしてやれだ」

「「仰せのままに、人事を尽くしことにあたりましょう」」




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