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マイ「艦これ」「みほ2ん」
マイ「艦これ」「みほ2ん」第72話<艦娘よ永久に:終結>
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「ご両親に、敬礼!」

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マイ「艦これ」「みほ2ん」
 第72話 <艦娘よ永久に:終結>(改2)
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「おはよう」
「おはよう御座いまぁす」
その後、別に起床ラッパもない。
各自が勝手に起き上がって、それぞれに朝食を食べ始める。

 私も実家と言うこともあって油断しているが祥高さんも同様なのか……お互い指摘もしない。

(まあ、休暇だからな)
そう思うと結局ユルユルになる。

 それでも秘書艦である祥高さんと性格的に素面(しらふ)なら生真面目な日向はキチンとしていた。あとは、それなりか。

 強いて言えば今回の駆逐艦たちも大人しいから静かだな。

祥高さんが報告する。
「司令、08:30には実家の前に妖精さんがトラックを着けるそうです」
「分かった」

 各自が朝食をとった後、08:15には各班ごとに点呼を取った。
今回実家に持ち込んだものは例の浴衣の箱くらいで私たちは特に荷物も持っていない。

 艦娘たちは、いつもの制服に着替えると私の両親に挨拶の言葉を交わしていた。
「お世話になりました」

母親も応える。
「あぁ、また暇があったら来ぅだわ」
「はい」

(『はい』じゃないよ……ったく)
私は内心、苦笑していた。

 祥高さんが確認をした後、私に目配せをした。
「よろしいですか?」
「ああ、出発だ」

 艦娘たちも祥高さんの指示で動き始めた。
彼女たちは軽く敬礼をしながら屋外へと向かう。母親は笑顔で、父親は敬礼をしながら居間から見送っていた。

 外に出ると今日も快晴だ。空が青くて清清しい。そして既に狭い路地には、めい一杯トラックが入っていた。
 今回は特例でエンジンは、いったん切った。何しろ道が狭いし住宅街だ。そして日向が軽く車体の点検をしている。

それ以外の艦娘たちは屋外で一列に並ぶ。近所の人が何事かと見ている。
一番最後に家を出た私は玄関を振り返る。父親と母親が出て来た。

私は改めて両親に敬礼をした。
「言って参ります」

母親は軽く頷く。父親は敬礼をした。

 それから旭日を浴びて整列している艦娘たちの前で祥高さんが全体に号令をかける。
「ご両親に、敬礼!」

 一同は敬礼をした。艦娘といえども規律正しい。
昨晩、あんなに羽目を外した連中だとは思えないが、こういう時の、けじめはしっかりしている。

 そんな軍隊の儀礼と言うものは人の心に感銘を与えるものだ。
実際、両親だけでなく私たちの様子を見ていた近所の人たちから自然に拍手が沸き起こった。

「おぉもったいないのう
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